【物流史談】 物流の歴史に学ぶ 人間の知恵

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平原 直 著  A5版372頁
販売価格(税抜)2,300円

物流近代化に一生を捧げ、“日本・アジアの物流の父”と謳われる筆者が、古代の巨石運搬からアポロ宇宙船、わが国通運の歩みに至るまで、古今東西の歴史に秘められた物流と人間の知恵を絶妙の語り口で紹介。
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序章/はこぶことは生きること
生きることははこぶこと
・人間の生活、産業と運搬
・職業意識と運搬——低くみられた運搬の地位・職業に貴賎ありとの陋習
・人体構造と運搬——そのメカニズムと限界、作業標準

第一章/日本の物流史に学ぶ人間の知恵
〈その一〉大和島庄石舞台古墳の巨石はどうして運ばれたか
〈その二〉東大寺虹梁の巨材はどのようにして運ばれたか
〈その三〉物流運河・京都の高瀬川と糞尿騒動
〈その四〉日本物流技術の特質を語る「力持」と「力石」
〈その五〉米の心に生きる——山居倉庫の精神伝統と技術伝統
〈その六〉人間ベルト・コンベヤ“天狗取り荷役”——石炭船積み作業の知恵
〈その七〉天狗取り荷役のルーツ“やんちょい荷役”
〈その八〉筑豊炭坑と“狸掘り”——暗黒の地底と後山の生きざま
〈その九〉三井三池鉱山は閉山してもその名声は永遠・“ダンクロ・ローダー”
〈その十〉頭上運搬・明暗二筋の道——大島アンコとビアフラ難民
〈その十一〉決死の肉弾戦「高熱隧道貫通」物語——黒四ダム建設現場視察記
〈その十二〉凄絶!! 極限の運搬に挑む強力魂

第二章/世界の物流史に学ぶ人間の知恵
〈その一〉万里の長城築造と孟姜女哀話
〈その二〉現存する世界最古のクレーン——リューネブルグの古代クレーン
〈その三〉東西における物流古典の双璧——デ・レ・メタリカと天工開物
〈その四〉四つん這いで炭車を曳く少女——産業革命の栄光のかげに
〈その五〉聶耳と碼頭工人歌——埠頭荷役労働者の歌
〈その六〉ボルガの曳き舟人と不世出の絵画・歌謡
〈その七〉アポロ宇宙船月面着陸成功を支えた、世界一の超重量運搬

第三章/物流の先駆者列伝
〈その一〉思想の孫文・実践の周恩来
〈その二〉木喰上人の車石舗道と紫襟城の大石運搬
〈その三〉物流マネジメントの大家・加藤清正とイースター島のモアイ運搬
〈その四〉大島高任の運河開発物流論と琵琶湖運河計画
〈その五〉荷造代議士・遠藤吉平、コンテナを生んだ東條英機、悲願物流の人・伊沢道雄
〈その六〉日本物流開拓に命をささげた佐々木荘助・その足跡と自殺の真相
〈その七〉治山・治水と運輸に不滅の功績、信念と実行の人・金原明善

第四章/物的流通とその近代化
〈その一〉物流(物的流通)が世に出るまで——その萌芽、誕生から普及へ
〈その二〉物流近代化とパレット・プールシステム

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