THK㈱は10月14日、(一社)AIロボット協会(AI Robot Association:AIRoA)が実施する「国産汎用ロボット開発コンペティション」において開発したセミヒューマノイドロボットとテレオペレーション装置の試作機評価を通過し、これにより次段階となる改良機開発フェーズに進む企業として選定されたと発表した。

今回開発したセミヒューマノイドロボットは、人間の動作を再現できる汎用人型等身大プラットフォームロボット。移動台車と人型の上半身を一体化した等身大ボディを特長とし、テレオペレーション装置による遠隔操縦に対応している。また、自律動作等の開発に使用するベース機体として、幅広く活用できる高い拡張性と汎用性を備えている。
AIRoAは、AIとロボット技術の融合により、実世界で活躍するロボットの研究開発と社会実装を推進することを目的としている。
同コンペティションは、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」の一環として、国内における汎用ロボット(セミヒューマノイドロボット)の開発促進を目的としている。
採択企業は、約6か月間にわたり、実用レベルの汎用ロボットの試作機開発に取り組み、今回の試作機評価を経て、改良機開発フェーズに進む4社が選定された。改良機開発フェーズでは、機能性、安全性、信頼性のさらなる向上に取り組む。その後、AIRoAが設定する評価基準を達成した企業は量産体制の構築へ進み、開発されたロボットは、NEDO委託事業におけるロボット基盤モデル開発のデータ収集用ロボットとして活用される予定。
THKは改良機開発フェーズにおいて、安全性、堅牢性、運用時のUXの向上に取り組み、より実用性の高いロボットへと進化させていく。こうした取り組みを通じて、LMガイドをはじめとする機械要素技術と、セミヒューマノイドロボットの実証実験で培った知見を活かし、ロボット向け基盤モデル開発の加速に貢献していく。
●「セミヒューマノイドロボット」概要
外観寸法(W×D×H、mm):470×650×1,807mm
最高速度(km/h):1.8km/h
片腕可搬重量(kg):2kg
走行方向:前後/左右/斜め/旋回
誘導方式:自律走行(SLAM)
軸構成:28軸
●NEDO委託事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」について
https://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100398.html

