シーオス㈱と代理店であるトヨタL&F熊本㈱は5月12日、シーオスが提供する自律型搬送ロボット(AMR)「TUGBOT2」が、国内大手メーカーの主要工場で新たに14台追加導入されたと発表した。

現代の製造業では、労働力不足への対応と生産性向上が重要な課題となっている中、同工場における持続可能な製造体制を構築するための取り組みの一環として、2025年より「TUGBOT2」4台の先行運用を実施した。同プロジェクトにおいて、シーオスと地域に根差したサポート力を持つトヨタL&F熊本は緊密に連携し、現場へのスムーズな導入と安定稼働を支援してきた。実際の運用においては、人とロボットが混在する環境下での高い安全性や、既存の専用カートをそのまま牽引できる柔軟性、および自動連結・切り離し(フッキング・アンフッキング)機能による作業者の負担軽減について検証を行った。そうした運用を通じて、現場オペレーションの負荷軽減として一定の有効性が確認されたため、今回新たに14台の追加導入が開始された。両社は協働してAMR「TUGBOT2」による搬送業務の自動化をサポートし、さらなる現場作業の効率化と持続可能な生産インフラの構築を目指している。

●自律型搬送ロボット(AMR)「TUGBOT2」について
「TUGBOT2」は、現場の省力化と生産性向上を強力に支援する自律型搬送ロボット(AMR)で、主に以下の特長を備え、高効率な搬送を実現する。

①高度な安全性とCEマーク取得
高度なセンサによる障害物検知・回避機能を備えており、人とロボットが混在する環境下でも安全・安心に稼働することが可能。また、国際的な安全基準を満たす「CEマーク」も取得している。

②搬送プロセスの完全自動化
独自の自動連結・切り離し(フッキング・アンフッキング)機能により、人の手を介さない搬送プロセス全体の自動化の実現に貢献する。

③最高速度7.2km/hの高速走行による生産性向上
最高速度7.2km/hでの高速走行が可能なため、一定時間あたりの搬送回数を引き上げ、現場の生産性向上に直結する。

③統合制御ソフトウェア(Robot Management System)
シーオスが開発した統合制御ソフトウェア「Logiler Move」により、AMR単体・複数の制御だけではなく、カスタマイズにより顧客の現場に合わせてロボットの性能や機能を最大限活かす統合制御を実現している。

●今後の展開
シーオスおよびトヨタL&F熊本は、今後も製造・物流現場における自律型搬送ロボット(AMR)「TUGBOT2」のさらなる有効性、機能性向上を目指す。また、現場の声に真摯に耳を傾けながら、AIおよびロボティクス技術の専門性と地域密着型のサポート体制を掛け合わせ、「現場に寄り添ったロジスティクスDX」をコンセプトとしたサービスを展開していく。

※ 自動連結・切り離し(フッキング・アンフッキング):カートの連結や切り離しに人の手を介する必要がなく、ロボットが自動で行う機能。
※ AMR(Autonomous Mobile Robot):自律型搬送ロボット。