RFID/バーコード/画像認識など自動認識システムの企画・開発・製造・販売を行う㈱マーストーケンソリューション(MTS)は7月15日、物流倉庫や工場内で使用されるフォークリフトの安全運転管理と稼働効率の向上を目的とした新製品「安全運転傾向管理システムフォークセーフモニター」を発売すると発表した。
●ポイント
①急ブレーキ・急加速・急旋回など危険挙動を即時ログ化し、ダッシュボードで安全&稼働を可視化
②顔認証による運転者特定機能は今後アップデートで搭載予定(車載端末連動機能)
③走行時間を運転者、車両ごとに実績データとして集計できる。
●製品URL
https://www.mars-tohken.co.jp/barcode/products/forklift/forksafemonitor/
フォークリフト事故は国内で年間約2,000件に上り、その大半が急操作や注意不足に起因する。MTSはこれまでUHFフォークシステムや車載端末で物流DXを支援してきたが、「安全運転のデータ化」という未解決の課題に対応するため、フォークセーフモニターを開発した。
フォークセーフモニターにより、現場の安全管理を属人的な勘と経験に頼る段階から、客観的データに基づくPDCAサイクルを回す次の段階へと引き上げることが可能になるとしている。
●製品の特徴



同システムはフォークリフトに取り付けた走行検知センサとフォークリフト端末と管理用システムで構成される。
センサが取得した危険運転実績データと運転者認証データはリアルタイムにサーバに送信され、管理者はPC上のダッシュボード画面で車両やドライバーごとの運転傾向や稼働状況を把握できる。

●フォークセーフモニターの主要機能
①顔認証(近日搭載):運転者を自動特定し、個人別安全スコアを生成
②リアルタイム安全監視:危険操作をその場で検知し、警告灯と連動してアラート発報
③個別運転データの可視化:車両・運転者ごとの急操作件数や安全スコアをダッシュボードに表示し、ランキングやヒートマップで傾向を把握
④稼働効率の可視化:走行台数・走行時間・稼働率を一画面で表示し、車両配置やシフト計画に活用
⑤CSV出力:期間・車両・運転者単位でログを抽出し、Excel 集計や社内報告に活用
●フォークセーフモニターの機器構成
◎走行検知センサとフォーク端末を連動した各種制御が可能

◎車載端末 TCP-05Fork-win10
独自開発の安定化電源ユニットを内蔵した専用マウントフレーム(FRAME-05Fork-A)により振動・衝撃や電源トラブルから端末を保護し、過酷な現場環境でも安心して運用できる。無線LANやBluetoothにも対応し、取得データをリアルタイムでサーバ送信する通信機能も備えている。車両への後付けも容易なコンパクト設計で、既存フォークリフトへの導入もスムーズに行える。

図:車載端末 TCP-05Fork-win10


●導入による効果
①事故ゼロを支援:危険挙動をリアルタイム検知し、警告灯と連動。ヒヤリハットを重大事故に発展させない即時指導が可能。
②安全意識の向上:車両・運転者ごとの安全スコアやランキングをダッシュボードで見える化し、現場全体の安全文化を醸成。
③PDCAを回す見える化ソリューション:前週比較グラフやCSVエクスポートにより、改善策の効果検証と社内報告を効率化。
④稼働率向上と作業効率改善:走行台数・走行時間・稼働率を数値化し、車両配置やシフト計画を最適化。ムリ・ムダのない運用を実現。
●価格
オープン価格
●今後の展開
MTSでは、将来的に蓄積した運転データのさらなる分析やAIを活用した危険予兆検知等、フォークリフト安全運転管理システムの進化を継続的に検討していくとしている。

