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物流連、東京2020大会期間中の物流効率化で講演会

2021/06/14

(一社)日本物流団体連合会は6月9日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)で東京2020大会期間中の物流効率化等に関する講演会をオンラインで開催し、会員・賛助会員企業等より118名が参加した。

物流連ではこれまで4回にわたって、東京オリパラ期間中の物流効率化等に関する講演会等を開催しており、今回を最終回として大会が延期され、来月より開催を控えた東京オリンピック・パラリンピックについて最新の大会輸送や交通情報、物流施策をテーマに実施した。

冒頭、宿谷事務局長の挨拶に続き、第1部として東京都オリンピック・パラリンピック準備局 輸送担当部長の松本祐一氏より、「東京2020大会輸送に関わる検討状況について」と題して説明がなされた。

大会の実施内容は簡素化されても、物流に関わる内容は概ね従来の計画通りであると述べられた上、大会期間中の会場周辺の交通対策を中心に紹介された。また、大会に向けては、①交通混雑の緩和、②新型コロナウイルス感染症の拡大防止、③感染対策を取った上での観戦についても言及があり、コロナ禍での大会開催に向けて、企業や個人の協力を得て接触回数を減らすことの重要性が改めて述べられた。

第2部では、東京都港湾局 港湾経営部 物流企画担当課長の加藤知幸氏より、「東京港における東京2020大会への取組について」と題して、大会時の円滑な港湾物流の確保について大会期間中の貨物量の抑制や長期蔵置貨物の早期引き取り、配送時間およびルート変更等、輸送を「減らす」、「変える」取り組みへの協力が訴えられた。

また、東京港においては、大会期間中、全国初の深夜ゲートオープンの実施や臨海部混雑マップの提供等を予定しており、具体的な支援事例等も紹介された。最後にオンラインで質疑応答が行われた後、講演会は終了した。

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