2021/06/01

(株)ライナロジクスは6月1日 、2021年2月19日より実施してきた新型コロナウイルスワクチン輸送に関わる事業者向けに「LYNA（ライナ） 自動配車クラウド」無償提供の申込期間を2021年8月31日まで延長することを決定したと発表した。

2月19日からの無償提供開始以降、ワクチン輸送を受託する事業者からの問い合わせが相次ぎ、すでに導入拠点数は40拠点を突破。依然として多くのお問い合わせがくるという。

また、先般ファイザー製ワクチンに加え、モデルナ製、アストラゼネカ製のワクチンが厚生労働省の承認を得た報道もあり、ワクチン輸送に関わるすべての事業者で、より細やかな管理、それに応じた輸送体制の検討が改めて必要になるものと想定できる。

ワクチン接種期間は2022年2月末までの予定とされており、輸配送業務も長期化が見込まれることから同社は息の長い支援が必要な事業と考えており、物流事業者だけでなく医薬品卸事業者、自治体、医療機関等も広く利用可能。同社はワクチン輸送に関わる多くの事業者が「LYNA 自動配車クラウド」を利用することで、ワクチン輸送が一層円滑に進むものと考えているという。

●「LYNA 自動配車クラウド」

配送情報を入力するだけで最適な車両台数と配送ルートを瞬時に算出するクラウド型完全AI自動配車システム。システムによるシミュレーションにより、輸送車両台数や輸送時間・距離といったデータを容易に可視化できるため、適切な輸送体制の検討や、毎日の輸送計画の作成にも使用可能。日々変更される接種予定を反映し、その時々の適切なワクチン輸送にかかわる計画を作成・実行できる。

なお、今回延長するのは申込期間のみ。無償提供期間（2021年12月31日まで）に変更はないという。具体的な利用シーンは以下の特設ページより確認可能としている。