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ヤマトグループ総研、第2回懸賞論文受賞作品を決定

2021/04/30

(一社)ヤマトグループ総合研究所は4月30日、2020年10月1日~2021年1月31日の期間で「2030年の物流 -持続可能な社会に資する物流のニューノーマル-」をテーマに懸賞論文を募集し、選考の結果、受賞作品を決定したと発表した。

今回の募集では、2019年度に実施した第1回の48件を上回る72件と多数の応募があり、その中から以下の5作品の受賞作品を決定した。

●受賞者および受賞作品(敬称略)

【最優秀賞】賞金:30万円、賞品:記念品
 Hiro's Consulting 代表 坂東浩之
  ヤマトは未来のEC物流のCDNに
  ―ネット配信のコンテンツ・ディリバリー・ネットワーク(CDN)に学べ―


【優秀賞】賞金:10万円、賞品:記念品
 東京理科大学(現・富士通特機システム(株)) 荒木和将
  LaaSによる新しい物流の提案

 三菱HCキャピタル(株) 小林晋也
  コンビニエンスストア型倉庫の誕生
  ―日本発の新型倉庫が今後の物流の在り方に及ぼす影響について―

 東京大学 三好正太
  Physical internetによる物流改革における鉄道貨物輸送の積極的利用の提案


【特別賞】賞金:5万円、賞品:記念品
 ヤマト運輸(株) 上越富岡センター 藤木佑介
  アンダーゲートウェイ構想による物流崩壊の回避とSDGsへの貢献


●総評
審査員長:慶應義塾大学総合政策学部 教授 國領二郎氏
収まりを見せない新型コロナウイルスの影響は、社会構造の変革をせざるを得ない状況に追い込んできています。このような環境下でのDXはあらゆる分野に求められ、物流も当然取り組まなければなりません。持続可能な社会を構築する上で、物流がどの様にあるべきか10年後2030年の物流をテーマにして物流を生産から流通、消費まで含めて論じられている作品が多くありました。選考の過程では、長期的な視点で社会システムを変革しようと考えられている作品を受賞作としました。近年、深刻化している気候変動や災害、労働力不足、新型コロナウイルスなどの課題を抱える社会にとって、物流の果たす役割はますます重要になってくると思われます。論文執筆を機会に皆さんの提案や具体的な取り組みが社会に寄与していくことを期待しています。

●今後の予定
表彰式:5月18日(予定)

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