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“空飛ぶクルマ”官民協議会の第7回会合を開催

2021/05/21

経済産業省と国土交通省は5月21日、日本での“空飛ぶクルマ”の実現に向けた「空の移動革命に向けた官民協議会」の第7回会合をWEB会議形式で開催した。

同会合では、これまでに整理された課題を踏まえての実務者会合における検討状況が報告、確認されたほか、今回より新たに構成員として10社が加入すること、そして、「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」を立ち上げることが決定した。

構想を具体化し、日本での新しいサービスとして発展させていくため、「民」の将来構想や技術開発の見通しをベースに、「官」が民間の取り組みを適時適切に支援し、社会に受容されるルール作り等を整合的に進めており、第4回会合において「空の移動革命に向けたロードマップ」を取りまとめ、第5回会合ではロードマップを踏まえた事業者によるビジネスモデルの提示を行い、第6回会合では事業者のビジネスモデルを踏まえ、飛行安定性の確保等に向けた技術開発や機体の安全性基準に関する課題を整理したほか、実務者会合の設置を決定した。

今回の会合では、第6回で整理した課題を踏まえ、2020年度に実務者会合のもと設置されたユースケース検討会と各ワーキンググループ(WG)での検討状況について報告がなされた。

●議題・概要
(1)空飛ぶクルマの社会実装に向けた具体的な取り組み
ユースケース検討会では、短期、中長期のユースケースとその将来展開のイメージ、それに紐づく課題が整理され、機体の安全性基準WG、操縦者の技能証明WG、運航安全基準WGの各ワーキンググループでは、制度課題整理と制度検討の方向性について議論された。今回の会合では、その状況の報告と整理が行われた。

(2)「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」の立ち上げについて
2025年大阪・関西万博での空飛ぶクルマ飛行実現に向けて、離着陸場の整備や運航等についてより具体的な議論を進めるべく「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」を立ち上げることを決定した。

(3)新規構成員によるプレゼンテーション
第7回会合より以下の事業者が新たに構成員に加わった。

・Joby Aviation
・トヨタ自動車(株)
・Volocopter
・GMOインターネット(株)
・兼松(株)
・エアロファシリティー(株)
・(株)スカイワード・オブ・モビリティーズ
・東京海上日動火災保険(株)
・三井住友海上火災保険(株)
・あいおいニッセイ同和損害保険(株)

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