[最新ニュース] その他

ヤマト福祉財団、「介護老人保健施設 厚寿苑」新設工事の起工式開催

2013/01/23

1月23日、公益財団法人ヤマト福祉財団(以下 ヤマト福祉財団)「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金※」の第5次助成先の一つである福島県厚生農業協同組合連合会では、平成25年11月の完成を目指す「介護老人保健施設 厚寿苑」の起工式を、1月31日(木)午前11時30分より行うと発表した。

南相馬市は福島県浜通り地区の北東部に位置し、水産業、農業のみならず、「相馬野馬追」や日本有数のサーフスポットとして知られる豊かな観光資源に恵まれた地域である。しかし、東日本大震災による津波被害及び原発事故で、第一原子力発電所から30㎞の範囲の一部地域が警戒区域や緊急時避難準備区域に指定され、指定外地域の中心部に位置する鹿島区は多くの被災者の避難地域となった。そのため鹿島区の人口は高齢者を中心に震災前から約2,000名増加した一方、病院は16施設から9施設へ、老健施設も8施設から4施設へと減少し、相双地域全体の医療・介護環境が悪化、特に老健施設等の介護施設の大幅な不足が深刻な問題になっている。そこで、鹿島厚生病院及び併設の「介護老人保健施設 厚寿苑」を運営する福島県厚生農業協同組合連合会は地域医療・介護サービスの充実、強化のため施設増床を計画した。

ヤマト福祉財団では、24年4月に南相馬市及び相双地域の地域医療・介護サービスを地域復興の大きな礎と考え鹿島厚生病院併設の「介護老人保健施設 厚寿苑」の新設事業へ10億円の助成を決定した。

<「鹿島厚生病院併設介護老人保健施設 厚寿苑」概要>
住所 福島県南相馬市鹿島区横手字八郎内3
構造 鉄筋コンクリート造、地上3階建て
敷地面積 2,992.27平方メートル
延べ床面積 3,647.17平方メートル
収容人員 病床数100床、通所リハビリテーション 40名:2単位
施設
3階 居室、食堂、浴室、カンファレンス室、テラス等
2階 居室、食堂、浴室、カンファレンス室等
1階 機能訓練コーナー、食堂、地域交流スペース、事務所等

※詳細は、ヤマト福祉財団のホームページ http://www.yamato-fukushi.jp/

|↑一覧に戻る|