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プロロジス、LED照明制御システムで省エネ大賞受賞

2021/01/28

プロロジスは1月28日、赤外線センサメーカーのアイキュージャパン(株)と共同開発した「Lumiqs(ルミックス)メッシュネットワークシステム」が、2020年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞したと発表した。

省エネ大賞は(一財)省エネルギーセンター が主催し、省エネルギー製品の普及促進等を目的に優れた製品やビジネスモデルを表彰する賞。

●「Lumiqsメッシュネットワークシステム」概要
プロロジスとアイキュージャパンが2018年に共同開発した高天井用の人感センサ付きLEDベースライト「Lumiqs BL-640」を、タブレットで制御し使用状況を可視化できるシステム。

物流施設の照明は一般的に壁面スイッチで操作し、場所や時間ごとの細かな設定はできない一方、「Lumiqs メッシュネットワークシステム」では人通りの多少等によって、タブレット上で任意の照明をグループ化することが可能で、グループごとに調光設定や点灯・消灯の制御が可能。同システムを実際に導入したプロロジスの物流施設では、一般的な高天井用LEDベースライトに比べて電気使用量を53%(※)削減でき、従来製品の「Lumiqs BL-640」と比べても28%(※)の削減を達成した。

また、同システムは照明の使用状況や電力削減率を、時間・日・月の単位ごとに集計し、タブレットのダッシュボードで可視化が可能。随時設定変更ができるため、電気使用量の削減に効果的に取り組むことができる。さらに、物流施設内の人の動線のヒートマップを表示する機能により、省エネや庫内オペレーションの効率化に活用することができる。

※プロロジスが運営する物流施設で入居企業の協力により収集したデータに基づく数値。検証期間は6か月。

●受賞理由
電波を透過しにくい鉄骨・RC 構造の大型物流施設等において、現場のどこからでも制御可能とした。
従来比28%の省エネを達成した。
特別な機器を導入せずにタブレットで照明の消費電力を確認できる「消費電力確認」、人通りの少ない場所を可視化する「動導線管理」という市場初機能により、さらに省エネが可能となる。

●「Lumiqsメッシュネットワークシステム」は高天井用の人感センサ付きLED照明「Lumiqs BL-640」に続き2度目の受賞(上)。タブレット1台で照明1,300台まで制御可能(下)

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