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日通、第21回物流環境大賞で3部門受賞

2020/07/06

日本通運(株)は7月6日、(一社)日本物流団体連合会主催の第21回物流環境大賞表彰で、「物流環境保全活動賞」「物流環境啓蒙賞」「物流環境特別賞」3部門を受賞したと発表した。

●物流環境啓蒙賞:「フォールドデッキ」導入×「エコライナー(31ftコンテナ)」利用の合わせ技で「物流改革を推進!」とさらなる改善でラウンドユース(往復荷)
クリモトロジスティクス(株)、日本パレットプール(株)、日本貨物鉄道(株)、協同運輸(株)の4社と同社大阪支店の共同受賞

大阪府と千葉県間の水道管・バルブの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減および輸送効率化を実現。日本パレットプール(株)のフォールドデッキを導入することで、エコライナーへの2段積みが可能となり、積載率が向上、さらに同一規格品を輸送する協同運輸(株)と連携してラウンドユースを実現した。

●物流環境保全活動賞:モーダルシフトで安定的製品供給
TOYO TIRE(株)、日本貨物鉄道(株)の2社と同社名古屋支店の共同受賞

三重県から全国各地へのタイヤの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減および輸送効率化を実現。名古屋から広島間を空回送していた31ftコンテナや輸送枠に余裕のある土日の列車の活用、貨物駅の無料留置期間の利用や鉄道の出線時刻にあわせた待機時間・作業効率の改善等により、安定した輸送を実現した。

●物流環境特別賞:冷凍コンテナ利用でチョコレートの鉄道輸送
日幸製菓(株)と同社名古屋支店の共同受賞

岐阜県から福岡県へのチョコレートの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減およびドライバー不足への対応を実現。従来、温度設定が可能なトラックや路線便で輸送していたものを鉄道輸送へ切り替え、省人化を推進するほか、冷凍コンテナを定期的に確保することで安定した輸送を実現した。

●受賞した大阪支店の池田専務執行役員(上)、日本パレットプールのフォールドデッキによる2段積み(中)、受賞した名古屋支店の古江執行役員(下)

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