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鴻池運輸、物流連の物流環境特別賞を受賞

2020/06/17

鴻池運輸(株)は6月16日、(一社)日本物流団体連合会主催「第21回物流環境大賞」(※1)において「物流環境特別賞」を受賞したと発表した。

「物流環境大賞」は環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献した企業などを物流連が表彰する制度で、今回の「特別賞」受賞は昨年、同社が岡山県真庭市に開設した「岡山真庭配送センター」(※2)において、大手飲料メーカー工場で使用する各包材輸送事業者の様々な包材を同センターに集約し、同社車両が一括してメーカー工場に輸送・納入するほか、その復路でメーカー様の製品を引き取ることにより、実車率の向上・待機時間の解消を図り、CO2排出量の削減と輸送効率化を実現したことが評価されたもの。

※1:物流連「物流環境大賞」紹介ページ:https://www.butsuryu.or.jp/public/environment/
※2:2019年4月9日報道発表:https://ssl4.eir-parts.net/doc/9025/tdnet/1690773/00.pdf
   同発表資料内では名称を「真庭配送センター」としていたが、「岡山真庭配送センター」となった。

●受賞した取り組み
テーマ:「物流センター活用・集約化による空車走行解消によるCO2削減・効率化」

(1)背景/課題
各包材輸送事業者が、大手飲料メーカー様工場に包材を納入(復路は空車)。同社が工場の製品引き取り輸送を実施(往路は空車)。実車率は低く、さらに午前中の入荷集中による車両待機時間の増加も課題となっていた。

(2)取り組み概要
新たに設置した集約拠点「岡山真庭配送センター」で、各包材輸送事業者の包材を一括し、同社車両で工場へ輸送・納入。復路で製品を引き取る輸送に転換した。

(3)効果
・車両台数削減によるCO2排出量を44t/年削減
・輸送効率化(運行距離・時間)によるドライバーの拘束時間を5時間40分/人削減
・ドライバー拘束時間短縮による働き方改善の推進および法令順守基盤の強化

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