2019/08/30

ヤマトホールディングス傘下のヤマト包装技術研究所(株)は8月29日、(公社)日本包装技術協会（JPI）主催の「2019日本パッケージングコンテスト（第41回）」で出品した梱包資材の独創性や梱包技術が評価され、「包装アイデア賞」を受賞したと発表した。

ヤマト包装技研としては3年連続4度目の入賞となる。

 

●受賞内容

審査結果：包装技術賞　包装アイデア賞

入賞作品：「球根水耕栽培キット商品の小型化二形態パッケージ」

評価ポイント：コスト削減および輸送効率向上、さらには球根の商品価値持続化に貢献したこと。

　a）外箱を3部品構成から1部品にしたことで、容積を48％削減し、コンパクト化

　b）植物が成長した際、外箱の蓋を立ち上げるだけでハンドキャリー型に変形が可能 

 

●開発背景

ヤマト包装技研は富山県で球根の生産・販売を行っている富山県花卉球根農業協同組合の販路拡大をサポートするため、同作品を開発。通販等の販路拡大には、球根の商品価値を長持ちさせること、また輸送時に商品をコンパクトにして輸送効率を図る必要がある。

今回開発したパッケージの内箱は、球根を固定しながら水が入った状態で輸送でき、球根の劣化を防止、輸送後もそのまま栽培できる容器。また外箱は箱型にもハンドキャリー型にも形状を変化させることが可能で、輸送時はコンパクトに、店頭で球根の芽が伸びてきたらハンドキャリー型に変化させ、輸送効率および球根の商品価値の持続化を実現した。

・富山県花卉球根農業協同組合