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JPR、レンタルパレットの環境負荷軽減効果を算出

2018/05/30

日本パレットレンタル(株)は5月30日、JPRレンタルパレットシステムを利用した際の環境負荷軽減効果を算出したと発表した。
 
■目的
パレットの製造から廃棄までのライフサイクルにおけるレンタルパレット運用と自社パレット運用での環境負荷の相違について定量的な評価・考察を実施した。 
 
■評価方法
ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用いて評価。2007~2008年の2年間、国立大学法人 東京海洋大学海洋工学部流通情報工学科准教授の黒川久幸氏(当時)と共同研究を実施。同共同研究内容をベースに、2016年度のパレット運用実績数値を用い、(株)環境総合テクノスによる再計算を行い、黒川氏が監修した。

■結論
JPRレンタルパレットによる共同利用・共同回収サービスを利用した場合、各企業がそれぞれ自社パレットを使用した時に比べ、使用1回あたりのCO?排出量が79.5%削減されることが明らかになった(プラスチック製パレットを利用の場合)。
 
■主な理由
(1)JPRの共同利用・共同回収システムの利用企業が約300社、年間約3000万枚の流通量
(2)共同回収システムで効率的なトラック運用が可能
(3)軽量なプラスチック製パレットの利用が木製の約6倍

■環境影響評価報告書の発行
JPRレンタルパレットを利用することがCSRにつながることを踏まえ、今回算出した結果を「環境影響評価報告書」にまとめ、顧客に配布する。

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