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ヤマト運輸、仕分け作業スタッフのコンテスト&発表会を開催

2017/10/19

ヤマト運輸(株)は10月18日、仕分け作業に携わるスタッフのモチベーションと品質向上を目的としたコンテスト&発表会「ベースマスターズ2017」を羽田クロノゲート(東京都大田区)で開催した。

ベースマスターズ2017では、全国69か所にある宅急便などの荷物の仕分けを担当するベース店(物流ターミナル)には、フルタイマー社員・パートタイマー社員などを合わせ、作業担当スタッフが約4万2,000名在籍している。これら作業担当スタッフが日頃の業務のなかで積み重ねた技能や取り組みを全国規模で披露する機会を創出することで、社員一人ひとりのモチベーションを高め、小集団で業務改善活動を行う「ベース・グループ・マネジメント(BGM)」の取り組みを活性化させ、仕分け作業の品質を向上することを目指している。

まずベース品質技能コンテスト(各支社代表3名 計30名出場)は、年末繁忙期の初日に、新人作業担当スタッフがいる場面を想定し、声掛けなどのチームワーク、丁寧な荷扱い、正確性、安全性、所要時間などの効率性について審査した。(1)流し作業部門では、新人作業担当スタッフへ適切に指示を出しながら荷物を安全にベルトコンベアへ載せる状況、(2)積み付け部門では新人作業担当スタッフが担当している仕分けエリアに応援に入り、荷物をロールボックスパレットへ迅速に積み付ける状況で競い合った。

また、BGM改善活動発表会(各部門3グループ 計9名出場)は、ベース作業の改善活動について発表し、活動の自主性、創意工夫、全員参加、継続性、水平展開性などを審査するもの。(1)グループ部門で全国から選抜されたグループの改善活動について、小集団のリーダーが発表、(2)統括グループ長部門で全国から選抜された改善活動について、統括グループ長が発表、(3)管理者部門でベースマネジメント事例について、本社が推薦するベース長が発表した。

当日出席した長尾社長は大会総評として「多くの荷物が仕分けされるベース作業の中で、目の前を流れている荷物を単なるモノものとして見ず、社訓にあるように、その一つ一つにお客さまの気持ちが込められているということを意識して作業がなされていました。また、数多くのスタッフによって支えられていますが、小集団の中で役割を明確にし、コミュニケーションを図りながら一人ひとりが活躍をしているという日頃の姿が伝わってきたことをうれしく思います。これからも全国のベースの仲間が、それぞれの担当する地域で、豊かな社会の実現に貢献し、仕分けをする荷物の先にあるお客さまの満足を高めていきましょう」語った。

大会結果は次の通り。
<ベース品質技能コンテスト>
(1)流し作業部門:順位/所属/選手氏名
第1位/東京支社・羽田クロノゲートベース/大上佑也、山中拓
第2位/北信越支社・福井ベース/宮腰圭輔、山下晃
第3位/関東支社・埼玉ベース/山添俊太朗、黒須堅二

(2)積み付け作業部門:順位/所属/選手氏名
第1位/中部支社・愛知ベース/大澤有加里
第2位/東京支社・羽田クロノゲートベース/福田琢登
第3位/四国支社・徳島ベース/小西和美

<BGM改善活動発表会>
(1)グループ部門:順位/所属/グループ名/発表者名
最優秀賞/東北支社/岩手ベース/1便到着クール作業/柳 純一郎
優秀賞/北海道支社/札幌ベース/日勤クール/菅原督
優秀賞/中部支社/三重ベース/ミラクール/藤村博子

(2)統括グループ長部門:順位/所属/グループ名/発表者名
最優秀賞/中部支社/中部ゲートウェイベース/53GW/冨田幸良
優秀賞/東北支社/宮城ベース/クール/村田智之
優秀賞/九州支社/熊本ベース/夜勤/山中啓史

(上)流し作業部門:声を掛け合いながら作業を実施
(中)積み付け作業部門:新人作業担当スタッフへ積み付けについてアドバイス
(下)BGM改善活動発表会の様子

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