横浜冷凍(株)は9月25日、JICA(国際協力機構)主催、HIT(北海道総合研究調査会)協賛により、キルギス共和国の政府関係者ら7名が同社の横浜物流センターを訪れ、座学研修および施設見学会を行ったことを発表した。

中央アジアに位置するキルギス共和国は現在、林檎、杏、サクランボなどの果樹の生産及び輸出を同国の主幹産業化を目指し、加工、保管、流通に関わる知識と技術の向上・強化が命題となっている。

JICAでは「林産品による地方ビジネス開発プロジェクト」を主催、2015年から4年間の計画で実施中で、日本では生産、加工、保存、流通の各項目について現地研修を行っており、今回、農産物およびその加工品の保管や、日本の低温物流体制・マネジメントを視察するため同センターを訪れたもの。

冷蔵倉庫に関する座学研修では、冷蔵倉庫のマネジメント、太陽光発電システムや、食品販売事業における農産品の取扱など様々な質問が挙がり、その後行われた施設見学では庫内の温度管理や貨物の特徴に応じた保管について、説明に熱心に耳を傾ける様子が見られた。