[最新ニュース] その他

矢野経済研、ERP市場動向に関する調査を実施

2017/08/02

(株)矢野経済研究所では、国内のERPパッケージライセンス市場に関する調査を実施、この度、調査結果を発表した。

ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージとは、財務会計、人事給与、販売管理、生産管理などの基幹業務データを統合する情報システムを構築するための基幹業務管理パッケージソフトウェア。同調査におけるERPパッケージライセンス市場では、基幹業務の一部機能のみを持ち、ERPパッケージのモジュール(構成要素)となるパッケージソフトウェアも対象とした。

2016年のERPパッケージライセンス市場は1,130億4,000万円(エンドユーザ渡し価格ベース)、前年比4.4%増となった。2015年及びここ数年の伸び率と比較するとやや減速となった。2017年の同市場は、前年比4.8%増の1,185億円(同ベース)になると予測する。

ERPパッケージベンダーは、市場平均以上の成長を遂げた企業と、特段のマイナス要素があるわけではなくても売上高が横這いやマイナスになった企業とに、明暗が分かれる傾向が見られた。

2016年以降、クラウドの利用が本格的に拡大している。導入スピードの早さ、運用コストの削減、コンプライアンスを確保しやすいなどのクラウドを利用するメリットが、ユーザ企業の規模を問わず幅広く評価されている。ERPパッケージベンダーが提供するクラウドサービスの種類も増加しており、今後もクラウド化は一層加速すると予測する。

●資料体裁
資料名:「ERP市場の実態と展望2017」
発刊日:2017年7月28日
体裁:A4判315頁
定価:18万円(税別)

|↑一覧に戻る|