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ASKULの新拠点AVC日高で大規模な消防総合演習を実施

2017/06/16

アスクル(株)が同社初のLOHACO専用の物流センター「ASKUL Value Center日高(AVC日高)」を稼働中の埼玉県のGLP狭山日高Ⅱにおいて6月15日、大規模な消防総合演習が開催された。

同演習は、2月に発生した埼玉県三芳町の物流施設「ASKUL Logi PARK首都圏」の大規模火災において、延焼拡大した火災が鎮火まで長期間を要したことから、埼玉西部消防局管内の大規模倉庫を対象として、消防局と事業所が合同で消防演習を行うことにより、防災意識の啓発と災害発生時の連携を強化し、類似火災の再発防止を図るのが目的。

参加団体は埼玉西部消防局、日高市日高市消防団、埼玉県防災航空隊、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)、関電ファシリティーズ(株)、ASKUL LOGIST(株)の7団体・組織。

当日の概要は、物流倉庫1階から出火し、付近の商品やパレットに延焼拡大、建物内に黒煙が充満し、3階に複数の逃げ遅れが発生、従業員による発見、通報、初期消火及び避難誘導後、消防部隊による消火救出活動を実施するというもの。

14時から開始された演習は、場内に非常ベルと共に場内緊急アナウンスが繰り返され、250人を超える作業スタッフが実際に屋外避難、さらには外壁に向けての放水、3階非常扉からのはしご車による救出、防災航空隊のヘリも出動し上空旋回する、大規模かつ本格的なもの。

閉会式においては、埼玉西部消防局長の荒幡憲作氏が「訓練の結果は良好であったが、防災の訓練に終わりはない、皆さんも安全安心な職場の構築をお願いしたい」と講評、来賓の挨拶ではアスクル(株)代穂取締役社長の岩田彰一郎氏も登壇し「大規模なセンターの火災により、近隣の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。二度とそのような事態を起こさない決意をこめて訓練に参加させていただきました。地域において本当に皆さんが安心できるセンターを作り上げていく責任を強く感じました」と挨拶。

岩田氏は演習後の記者会見においても「初期消火の重要性を改めて認識できた。会社の中でも再発防止委員会を設置し、最重要テーマとして取り組んでおり、今後も安全チェックを徹底していく」と改めて決意を語った。

●はしご車救助演習(上)、避難誘導演習(中)、ヘリも上空から状況確認(下)

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