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山善、オフィス・工場向けに防災備蓄品セットを発売

2017/03/16

(株)山善は3月8日、企業の防災備蓄品をオフィス向け、工場向けとシーン別にセット価格で分かりやすく提案する「防災・BCP(事業継続計画)対策パック」の取り扱いを開始したと発表した。

災害発生時、従業員の安全確保を図るとともに、一斉帰宅による街中の混乱を回避するため、企業には従業員を事業所内に待機させる“一斉帰宅の抑制”に対する取り組みが求められている。従業員が事業所内に一定期間留まるには、水や食料、衛生用品などを予め備蓄しておく必要がある。

しかし東京商工会議所の調査によると、「全従業員分の3日分以上の備蓄」をしている企業は、飲料水で48.0%、食料品で44.7%、災害用トイレで31.1%と半数に届かない。また、従業員規模が小さいほど備蓄している割合が低下する傾向となっている(※)。事業所の設備や従業員数によって備蓄品も異なるため、何をどれだけ用意すればいいのか分からない、と言う企業担当者も多い状況だ。

同社は、中小企業を対象にBCP策定コンサルティングから備蓄品の導入等に至るまでワンストップでサポートするサービス「BCP.ERS(ビーシーパース)」を全国展開している。そこで、中小企業が備蓄品などをスムーズに導入できるよう、オフィス向け、工場向けとシーン別に必要な防災グッズをセット価格で提案する「防災・BCP対策パック」の取り扱いを開始した。

これまで専門商社として長年培ってきたノウハウや、豊富な商品群と調達力を活かし最適な備蓄品のセットとなっている。価格は基本備蓄セット+オフィス向け20名パックで99万8,000円、基本備蓄セット+工場向け30名パックで164万8,000円。

※「東京商工会議所 会員企業の防災対策に関するアンケート 2016年調査結果」より


●「防災・BCP対策パック」の特長
災害発生時、事業所には最低3日分の備蓄品を用意することが求められている。「防災・BCP対策パック」は、水・食料、衛生用品、生活用品からなる共通基本備蓄セットにプラスして、オフィス向け、工場向けとシーン別に必要な防災グッズをパックで選択できる。

(上)共通基本備蓄セット、(中)オフィス向けセット、(下)工場向けセット

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