2014/06/16

ロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLグローバル フォワーディング ジャパン(株)（本社：東京都墨田区）は5月27日、東京税関よりAEO制度における認定通関業者（AEO Customs Broker）の承認を受けたことを発表した。これにより、輸出入貨物を直接取り扱う同社全国6拠点において、顧客へ利便性の高い通関サービスの提供が可能となるという。

このたび認定を取得したのは、成田カーゴセンター、羽田空港営業所、中部空港営業所、関西空港営業所、関西支社、福岡空港営業所の計6拠点。認定通関業者とは貨物のセキュリティー管理とコンプライアンス（法令遵守）の体制が整備された事業者として、税関長より認定を受けた通関業者のこと。今回の認定により、通関依頼を受けた輸出入者に対し納税申告前の貨物の引取り（特例委託輸入申告制度）や、保税地域外の輸出申告（特定委託輸出 申告制度）等、利便性の高い通関手続きを提供することが可能となった。

今年5月に神戸税関の免許を取得し、神戸港における海上貨物の通関業務を開始するなど、同社では、顧客の多様化するニーズへより緊密に対応するべく、通関業務などを含む付加価値サービスの拡充に取り組んでいるという。通関業務の自社体制の強化を通して顧客へのさらなるサービス向上を目指すのみならず、このたびのAEO認定取得により、貨物の保安面においても、顧客の高まるセキュリティーニーズに応えるべく取り組みを強化しているという。