2014/01/08

(株)椿本チエイン（本社：大阪市）は、従来のプラトップチェーン低摩擦耐摩耗仕様より、耐摩耗性を20％向上した新しい低摩擦耐摩耗HG仕様を開発、1月1日より新発売したことを発表した。

同社では、ニーズに合わせた多種多様なプラスチックチェーンを提供しており、様々な業界で採用されている。飲料の生産ラインでは飲料容器をスムーズに搬送するため大量の潤滑剤を使用しており、ケーサーラインなど潤滑剤を使用できない工程では摩耗粉が発生する等の問題があった。潤滑剤を使用しなくても摩耗粉の発生を少なくしたい、あるいは潤滑剤を削減したいというニーズに応え、従来の低摩擦耐摩耗仕様よりさらに耐摩耗性を向上させた低摩擦耐摩耗HG仕様を開発した。

＜特長＞

●従来品より耐摩耗性20％向上

(1) 同社独自のオリジナル材料の採用により、同社従来品と比較して20％、他社製品と比較して約30％摩耗粉の発生を抑える。

(2) 従来品と摩擦抵抗、許容張力などが同一で耐摩耗性のみ向上。コンベヤ改造など使用条件の変更なしに、プラスチックチェーンをHG仕様に交換できる。

（さらに摩耗粉の発生を抑えたい場合、チェーン走行を支えるレールも低摩擦耐摩耗仕様のプラレール（PMWプラレール）への交換を推奨）

用途：主に飲料生産ラインでの潤滑剤削減をねらいに、下記工程に最適。

・潤滑剤を使用できない工程（ケーサーライン）

・高速/単列コンベヤ（検査ライン、印字ライン、シングルファイラー）

・ドライ潤滑されている工程

発売品種：3種類　※下記以外の形状でも要望に応じて製作可能。

発売品種：TTP形（直線搬送用）、TTUP形（曲線搬送用）、WT1505-K形（直線搬送用）

納期：3週間

発売日：2014年1月1日

販売計画：3年後（2016年度）　1億円／年