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産車協、無人搬送車システム納入実績を発表

2017/12/07

(一社)日本産業車両協会は、平成28年(2016年)1~12月分の無人搬送車システム納入実績について、協会会報「産業車両」誌11月号に協会の無人搬送車システム委員会特別委員である東京理科大学大学院・荒木勉教授による解説記事を掲載し、詳細な分析を発表した。概要は以下の通り。

(1)平成28年の国内向け、輸出向けを合わせた無人搬送車システム納入件数は733システムで、前年実績を21.0%上回った。また台数では2,893台で前年実績を40.2%上回った。

(2)無人搬送車システム納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が29.4%(42.9%)、「無人けん引車」が65.4%(51.0%)、「無人フォークリフト」が5.2%(6.1%)であった。(カッコ内は前年実績、以下同じ)

(3)無人搬送車システム納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが55.7%(57.9%)と最も多く、次いで「一般機械器具製造業」向けが9.7%(10.1%)であった。

(4)無人搬送車システム納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が94.7%(93.4%)と大半を占め、「レーザー式」は1.9%(2.3%)にとどまった。

(5)無人搬送車システム納入件数の国内向け/海外向けの割合は、国内向けが72.9%(79.9%)、海外向けが27.1%(20.1%)と海外向けの割合が高まっており、1システム当たりの台数では、国内向けは2.8台(2.6台)、海外向けは6.9台(6.5台)と、海外向けの方が多くなっている。

なお、本調査の対象となった無人搬送車システムメーカーは18社。

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