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シーネット、海外物流現場専用のハンディソリューションをリリース

2013/10/09

(株)シーネット(本社:千葉県船橋市)は、海外物流現場向けのハンディソリューション「ci.Himalayas/HALO (Handy Assistance Logistics Optimizer)」を発表した。

日本の物流ノウハウを活かした機能を搭載し、入出庫、棚卸、ピッキング等の各種機能を備えているBasic版と仕分機能に特化したAdvanced版の2バージョンをリリースし、現場の作業内容に合わせたハンディソリューションを提供する。

製造業や小売業などの日系企業の海外進出が続き、それに伴って物流拠点の海外展開も進んでいる。海外における物流のIT化はまだまだ進行段階であり、現地企業の物流ノウハウも蓄積段階にある。しかし日系企業の多くは、海外においても日本の高い物流品質を期待しており、日本と同様の作業精度や作業品質を求めている。

その中で、物流現場においては、作業ミスをなくし作業品質を向上させるために、ハンディターミナルを利用したシステム管理のニーズが高まっている。同社では、2010年より海外物流に対応した多言語版の在庫管理システム「ci.Himalayas/asia」をリリースしているが、海外物流における現場のニーズを受け、現場作業の品質向上のためのハンディソリューションの販売を開始した。これにより、海外においても日本と同様の物流品質を実現させることが可能となる。

ci.Himalayas/HALOは多言語に対応しており、中国語、英語、日本語での表示が可能。導入する現場ごとに言語が選択できるため、世界中のどの現場でも同じハンディソリューションを利用することができる。また、既に運用している在庫管理システム等との連動ができるため、ハンディソリューションの導入のみで運用を開始できる。倉庫内ではリアルタイムのデータ通信により作業進捗が確認でき、人員の適正配置や作業分析が可能。

立上げや導入後の保守・サポートは、中国北京に設置しているアジアサポートセンターが現地にて対応する。また、シンクライアント型のサービスであり、プログラムのメンテナンスはアジアサポートセンターからリモートで行えるため、サポートにかかる時間と費用が削減できる。瞬電対策も万全であり、作業中に瞬電しても、作業途中のデータは保持されるため、安心して利用頂くことができる。

<ci.Himalayas/HALOの2つのバージョン>
(1) Basic版
倉庫内の入出庫検品やピッキング、棚卸などの機能を搭載したハンディソリューション。サーバとの無線通信を高速で行い、作業状況もリアルタイムに把握することができる。運用方式についてはクラウド型と現場にサーバを置くC/S型の選択が可能。

(2) Advanced版
流通業の店舗仕分けに最適化されたC/S型のハンディソリューション。データ処理能力に優れ、多品種・多店舗の仕分けをよりスピーディに行うことができる。店舗仕分けや仕分けラベル発行、個口合算などの機能が搭載されている。

Basic版は2013年12月下旬に販売を予定しており、Advanced版は2013年9月上旬より販売を開始した。Basic版はソフトウェア月額使用料1台あたり1,500円、Advanced版は1ライセンスあたり350万円~であり、2014年末までにBasic版40拠点、Advanced版20拠点への導入を見込んでいる。

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