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オークラ輸送機、LEDライト誘導の仕分けシステムを発売

2017/08/31

オークラ輸送機(株)は8月30日、LED光のナビゲーションで簡単・正確に仕分け可能な「PTIシステム」を発売したと発表した。

PTIシステムでは、トータル(集約)ピッキング後の出荷先別仕分けが効率的に行える、まったく新しいアソート(種まきピッキング)システムとなっている。視認性に優れたLEDライトによる投入間口の指示と見やすいタッチパネルによる投入数指示で、ミスを最小化し高い作業生産性を実現する。とくにLEDライトに関しては、照射位置を作業者に分かりやすくするため、中央のセットポジションから光の軌跡で誘導する方式(特許)を採用。光の軌跡を追えば、作業者は投入間口を迷わず確認できる。

なお月刊マテリアルフローでは、2017年6月号のオークラ輸送機・創業90周年特集で、PTIシステムを先行導入した企業2社の現場レポートを掲載。「無印良品」を展開する(株)良品計画と、ファッション通販サイト「ショップリスト(SHOPLIST)」を運営するCROOZ(株)の物流現場における使用状況を豊富な写真とともに確認可能だ。

●PTIシステムの導入メリット
<ピッキング精度が大幅に向上>
視認性に優れるLEDライトのガイダンスで、表示器ピッキング装置で発生しがちだった上下段の位置誤認による投入ミスがなくなり、ピッキング精度が大幅に向上した。位置情報をアナウンスする音声ガイダンスをオプションで装備すれば、確実度がさらにアップ。

<トラブルを最小化>
棚に表示器がないので、結露(低温)等による表示器の故障や表示器移動時に発生しやすいケーブルの破断といったトラブルがない。

<品種変更にもフレキシブル対応>
間口数や表示位置が自由に変更できるフリーアドレスで棚増設も簡単。アイテムやSKUの変更が頻繁に発生しても、柔軟に対応できる。

<複数人員のピッキングもOK>
「1セット1作業者」が標準となるが、LEDライトを増やしたり、ハンディターミナルのシステム追加をすることで、複数人員での同時作業も行える。このため、物量が増えても、設備を増設せずに処理することができる。

<シンプルだから、導入しやすい設備費>
システムを構成するのは、棚とLEDライト、タッチパネル、リングスキャナだけ。導入費を抑えることができる。

●PTIシステム運用チャート

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