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寺岡精工、食品工場受け高精度自動ラベル検査装置を発売

2017/08/09

(株)寺岡精工は8月3日、食品ラベル検査工程でのミスをチェックできる高精度自動ラベル検査装置「LIS-CS」を、8月中旬より全国で発売すると発表した。

LIS-CSは、検査商品の簡単な事前登録で、これまで作業員の目視確認に頼ることが多かったラベル検査を自動的にチェックできる装置。事前登録は、サンプルを流しながらディスプレーに表示される設定ガイダンスに従って操作するだけで完了。後は検査したい商品を流せば、自動的にCCDカメラが撮影してバーコードスキャナーがラベルを読み込み、ラベルの貼り間違いや不貼付、上下ラベルの組み合わせミスマッチなどを、正確かつスピーディにチェック(おにぎりの場合の検査能力:72個/分)して知らせる。

ラインナップとして、検査する商品のラベルの貼付位置に合わせて「サンドイッチ向け」、「おにぎり向け」、「ハム・ソーセージ、冷凍食品向け」、「弁当、総菜向け」など幅広い用途に合わせて用意した。コンパクトな設計のためラベルの貼付ラインに後付けでき、他社の自動ラベラーの後段にも接続することができます。販売価格は290万円から(税別/用途に合わせた組み合わせによって異なる)。

食品工場では、商品ラベルの貼付工程までは自動化が進んでいるものの、その後の作業工程「ラベル検査」は目視確認に頼っていることが多いのが実情。深刻な人手不足から“ラベルの貼り付けが上下反対”や“ラベルが正確な位置に貼り付けられていない”などの問題が発生している。食品生産現場における“製造ラインの完全自動化”に向けたニーズの高まりから、同社はこれまでの自動ラベラー展開の経験・実績を基にしたLIS-CSの開発・販売を行うに至った。

なお、LIS-CSを来たる9月13日(水)~15日(金)東京ビッグサイトで開催される「フードディストリビューション2017」の出展ブース内で展示・紹介する。

製品概要
製 品 名:LIS-CS
発  売:2017年8月中旬
販売地域:全国
定    価:290万円(税別)~
外形寸法:「おにぎり向け」→500mm(奥行)×500mm(幅)×1060mm(高さ)
         「サンドイッチ向け」、「ハム・ソーセージ、冷凍食品向け」、「弁当、総菜向け」など、用途によって製品のサイズは異なる。

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