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アイニックス、コンパクトで高耐久性の二次元イメージャA770を販売

2013/09/30

自動認識システム販売のアイニックス(株)(本社:東京都目黒区)は、台湾の自動認識機器メーカであるPC Worth International社の二次元イメージャA770を10月より販売を開始すると発表した。女性でも楽に持てるコンパクト設計、オーバーモールドによる高耐久性、そして、液晶画面も読取できる優れた読取性能を持ちながら、従来の二次元リーダより低価格を実現している。

PC Worth社は、IT企業グループであるCinoグループの中で、バーコードリーダやバーコードプリンタ等の自動認識分野を担当する企業。20年以上の歴史を持ち、台湾の自動認識業界ではトップレベルの生産量だ。同社は、平成15年に日本国内の代理店契約を締結し、PC Worth社のバーコードリーダを販売してきた。

二次元イメージャA770は、CMOSイメージセンサーを搭載したバーコードリーダで、バーコード、2次元シンボル、郵便バーコードの読み取りが可能。また、従来の紙に印刷したバーコードの他に、パソコンやスマートフォンの液晶画面に表示したバーコードも読み取りできる。更に、カメラモードにすることにより、身分証明書、サイン、処方箋等のデジタルイメージを取得し、BMP, JPEG, TIFF, PNGのファイルフォーマットで出力できまる。

二次元イメージャA770は、VGAより横長のイメージセンサ(756×480ピクセル)を搭載したので、ITFやGS1-128などの10cm長以上のバーコードシンボルも楽に読み取りできる。また、標準焦点のSRモデルと高分解能のHDモデルを用意したので、流通、物流、製造など、様々なアプリケーションに対応できる。SRモデルの分解能は、一次元が0.10mm、二次元が0.18mmで、HDモデルの分解能は、一次元が0.076mm、二次元が0.127mm。

プレゼンテーション機能に設定すると、リーダをハンドフリースマートスタンドに置いてハンドフリー読取ができる。また、連続プレゼンテーション機能に設定すると、照明LEDをオンの状態のまま、シンボルを連続的に読み取ることができる。データ編集機能を使用すれば、ホストに読取データを送信する前に、文字列の付加、置換、削除などの編集ができるので、ホストのソフトウェア変更に伴う費用負担や互換性問題を回避できる。

オーバーモールド構造により、1.8mからコンクリートに自然落下の優れた耐落下衝撃特性を持っている。また、IP41の防塵・防滴グレードを取得しているので、埃の多い環境でも安心だ。これらにより、ダウン時間、修理時間、輸送費、修理代、人件費等の経費を削減できる。しかも、無償保証期間は、通常より長い2年間。

二次元イメージャA770は、オープン価格だが、USBインターフェースの参考価格は、ケーブル付きで4万9,800円(税別)。小売業、物流業、製造、サービス業、オフィスなど、汎用バーコードリーダ市場を中心に、直販、代理店販売、流通卸販売、OEM販売により、初年度1,000台の販売を計画している。


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