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エアロセンス、測量でGPSマーカーとドローンを連携

2017/07/07

エアロセンスは6月30日、同社のドローンとクラウドデータ処理を統合した「エアロボ測量」システムに、新開発のGPS付き対空標識「エアロボマーカー」を加えた「エアロボ測量 2.0」を実現したと発表した。

エアロボマーカーは、ドローン飛行中に現場に置いておくだけでマーカーの位置を高精度に測位し、さらに独自のクラウド後処理と組み合わせ、大幅に後工程の手間を削減するもので、7月からサービス提供を開始する。

土木・建設業界では人手不足が大きな課題となっており、国土交通省は「ICTの全面的な活用(ICT土工)」などの施策を建設現場に導入することにより、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組である「i-Construction」を推進している。そのi-Construction基準に沿った測量の精度を出すためには、現場にマーカー(3Dモデルを補正するための対空標識)を設置し、そのマーカーを別途測量する必要がある。エアロセンスは、GPS測位機能を搭載したエアロボマーカーを開発し、そのマーカー位置情報と3Dモデルとの対応処理を自動化させ、i-Construction基準に沿ったドローン測量をより簡便にできるようにした。

なおエアロボ測量2.0は、2017年7月19~21日に東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017:i-Construction 特集」に出展する。

(上)エアロボマーカー
(下)「エアロボ測量 2.0」システムイメージ

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