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ユーザックシステム、ブラウザ操作自動化ソフトを大幅改良

2017/06/28

ユーザックシステム(株)は6月28日、ブラウザ操作を自動化するソフト「Autoブラウザ名人」を大幅に機能強化した「Autoブラウザ名人 Ver.6」を発売した。

Autoブラウザ名人は、取引先Webサイトからの受注データダウンロードや小売業のPOSデータダウンロード、ECサイトへの商品情報アップロードなど、手作業で行っていたブラウザ操作を自動化するソフト。これまでに456社1082本の導入実績がある。

ソフトウェアがいわば“ロボット”として操作を自動化する仕組みは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)として、業務の品質向上と作業時間短縮に効果があり、働き方改革を進める企業に注目されている。

今回の機能強化では、ブラウザ操作のスクリプト自動記録機能を大幅に向上させ、ログインやエラー時などによく使う処理を部品化し、再利用できるようにした。これにより従来製品に比べ操作記録のスクリプト編集の開発生産性が30%以上向上した。また、1年、3年、5年ライセンスから選択可能となり、短期間の利用でも導入しやすい価格体系となった。1年ライセンスは160,000円(税別)。

ユーザックシステムは、「Autoブラウザ名人」をはじめ、メール操作の自動化ソフト「Autoメール名人」とともに、手作業による業務を自動化するRPAソリューション関連の開発を強化しつづけ、働き方改革を実現したい企業を支援している。

例えば(株)ジャパンネット銀行では数年前から、経営企画部と本店営業部に導入して効果を上げ、続いて審査部とモニタリングセンターにも導入し、全社的にRPAを展開している。また、サッポロビール(株)では営業本部流通統括部で小売業のPOSデータのダウンロードに活用され、年間で約1,100万円の削減効果を出した。他に日本製粉(株)、セイコークロック(株)、片山工業(株)、ツインバード工業(株)など多数の企業で導入成果を上げているところだ。

ユーザックシステムでは、今回の「Autoブラウザ名人 Ver.6」を含め、「Autoブラウザ名人」シリーズで初年度200本の販売を目指している。

●「Autoブラウザ名人 Ver.6」のスクリプト編集画面

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