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日本電気、スマートフォンを利用した輸配送業務向けクラウドサービスを発売

2013/09/02

日本電気(株)とNECシステムテクノロジー(株)は、配送計画支援システム「ULTRAFIX(ウルトラフィックス)」の機能強化として、スマートフォンを利用し、荷物の出荷から検品、配送完了までの進捗管理を実現する輸配送業務向けクラウドサービス「ULTRAFIXオプション 輸配送進捗管理サービス」を、9月2日から発売すると発表した。サービスの提供開始は本年10月から。

「ULTRAFIX」は、荷物の配送指示データを基に、地理的条件や時刻指定、庭先条件(横付け可能な最大車種)など様々な物流制約を加味しながら、配車計画・配送計画立案を効果的に支援するソフトウェア。陸運業者や製造業・卸売業の物流部門を中心に740以上の拠点において導入されている。

このたび発売する「ULTRAFIXオプション 輸配送進捗管理サービス」は、ドライバー端末としてAndroid(TM)搭載のスマートフォンやタブレット端末を利用して、出荷、検品、不在・事故報告、配送完了までの進捗管理をクラウドサービスで提供する。

本サービスにより、荷物の配送状況を正確、かつリアルタイムに把握することができ、荷主・届け先からの問い合わせへの即時回答や、ドライバー出発後の緊急連絡においても適切な指示が可能となる。また、実際のトラックの動きや作業時間の見える化が可能となることで、計画と実績のギャップ要因を分析し業務改善につなげることが可能となる。さらに、クラウドサービスとして提供することで、初期投資の抑制とスピーディな導入を実現する。

サービスの価格(最小構成)は、スマートフォン一台あたり月額1,500円、管理用PC一台当たり月額15,000円(税別)。同社とNECシステムテクノロジーは、今後3年間で一万台のスマートフォンでの利用を目指すとしている。

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