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トッパン・フォームズ、ロケーション管理用ICタグ開発

2017/04/05

トッパン・フォームズ(株)は4月5日、新車ヤードなど広大な敷地における車両位置特定のため、長距離通信可能かつ高耐久性を持つロケーション管理用ICタグを開発、トヨタ自動車(株)流通情報改善部に採用されたと発表した。

ロケーション管理用ICタグは各駐車スペースの位置情報をICチップのメモリー内に格納し、アスファルト上に設置されるため、車両が密集していても簡便に読み取り可能な長距離通信性能や雨水や車両による踏み付けでも壊れない高耐久性を求められるが、従来のICタグはアスファルトに含まれる金属成分により通信距離が減衰すること、さらに雨水や車両での踏み付けにより通信不良の不具合が生じていた。

新開発された同製品は、これまでに培ったアンテナ設計技術によりアスファルト上で約1.2mの長距離通信を実現すると共に、独自の内部構造により、雨水の含浸や荷重に対する耐久性を大幅に向上させている。

●製品仕様
品名:ロケーション管理用ICタグ(Monza4QT)
タグサイズ:109mm×109mm、厚み7.5mm
対応チップ:ImpinjMonza4QTDura
準拠規格:ISO18000-6C(EPCGlobalC1G2)準拠
EPCメモリー:128bits
ユーザーメモリー:512bits
動作周波数:915.7~921.5MHz
書き込み可能回数:約10万回
メモリー保持期間:50年
通信距離:約1.2m(アスファルト上、アスタリク製リーダー・ライターASX-300R使用、出力200mW)
防水性:IP×7

●ロケーション管理用ICタグ(上)、ロケーション管理用ICタグ使用例(下)

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