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ZMP、物流支援ロボット「CarriRo」用セルフメンテツールを提供

2017/04/07

(株)ZMPは4月6日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」についてユーザーサイドで設定変更やセルフメンテナンスに活用できるタブレット端末用ツール「CarriRoピッピ」の提供を開始すると発表した。

「CarriRo」は、物流倉庫のピッキング作業や工場内の工程間搬送、または小売店の荷出し作業など、台車を人手で搬送する作業をより省力化、また効率化することを目的として、2016年8月から販売している。

これまで、CarriRoの走行速度や音声設定などを変更する際は、ZMPのサービスマンが現場へ出張して専用端末を用いて設定変更を行う必要があった。今回、現場で利用している顧客がより迅速に、そしてより柔軟に現場環境に合わせて設定を変更できるよう強化したサービスツールを、期間限定で無料提供するキャンペーンを実施致する。

同サービスツールはタブレット端末を利用してCarriRoと連携することにより、顧客自身でCarriRoの設定変更ならびにセルフメンテナンスが可能となる。この機能を利用することにより、サービスマンを呼ぶことなく現場にて環境に応じた柔軟な設定変更、スムーズな作業前点検、そしてトラブル時の素早い作業復帰に貢献する。

設定変更内容としては、音声パターン・音量、ドライブモードの速度調整、障害物センサの調整など。セルフメンテナンス機能としては、エラーログの確認及びカメラセンサや障害物センサの動作状況の確認が可能。また将来的には、「CarriRoピッピ」を経由してCarriRoの最新版ファームウェアの反映や、稼働時間・走行距離の管理、また機体の状況から故障しそうな部位を予測する機能が可能になる予定だ。

「CarriRoピッピ」は2017年6月末より、接続させるCarriRo1台あたり月額3,500円(タブレット端末及びツール利用料込)で提供を開始する予定。ただし、最新機能リリースのキャンペーンとして2017年4月~6月の期間に新たにCarriRoをリースにて導入した顧客を対象に、導入から1年間は無料で利用できるようにする。

●「CarriRoピッピ」概要
<設定変更機能>
・ キャリロの名称設定
・ ファームウェアバージョン確認
・ 音声パターン(4種類)、音量(5段階)設定
・ ドライブモード最高速度設定
・バックのオン/オフ、速度設定
・ 障害物センサのオン/オフ、検知距離の設定

<セルフメンテナンス機能>
・ エラーログの出力
・ カメラセンサ、障害物センサの動作状況の確認

●物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」

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