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日本パレットレンタル、物流ソリューションシステムを9月2日(月)より提供開始

2013/08/19

日本パレットレンタル(株)は、2013年9月2日より、RFID等で個体認識した物流機器の情報を管理する新しい物流ソリューションシステム「Llink(エルリンク)」をリリースすると発表した。

「Llink」は、同社がレンタルパレット事業で培った物流機器の運用における管理ノウハウを活用した新しい物流管理ソリューションシステムだ。

新システムの主な特長は、下記のとおり。

1. 国際標準対応
個体管理における資産管理コードのGRAIに対応し、また、国際標準の事業所コードであるGLNにも対応。将来的には、国際標準のEPCISにも準拠し、商品情報との関連付けによるグローバルサプライチェーンにおけるトレーサビリティの実現が可能になる。

2. 個体管理対応
パレットやロールボックスパレットなどの物流機器を入出庫する際に、RFID等で個体認識し、「Llink」に入出庫情報を集積する。個体で識別することにより、数量管理と比較し、より詳細な管理・分析が可能になる。

3. 分析・レポート機能
システム上に集積した情報を活用して、分析・レポートする機能を搭載する。物流機器の流れを可視化できることにより、日々の運用改善策や、さらに長期的な課題改善策や予防策などを立案することができる。

同社は、「モノの流れをレンタルと情報で最適化するサービスカンパニーへ」を経営ビジョンに掲げ、創業当初からの主力事業である物流機器のレンタル事業を拡大し、さらに2002 年より物流機器の管理・運用のためのWeb物流機器在庫管理システム「epal(イーパル)」を提供している。

今回、提供を開始する「Llink」は、「epal」のコンセプトを活かし、機能を刷新して新しく開発している。また、拡張性の高いプラットフォーム上で構築している「Llink」は、利用業界のニーズや用途に応じてシリーズ展開をしていく予定。

本システムの導入にあたり、導入支援、運用コスト診断、導入後の効果測定などのサービスも用意している。同社は創業より40年余り培ってきた物流機器の管理ノウハウで、顧客のあらゆる物流機器管理の効率化を支援していくという。

導入事例
早くも9月より、イオングローバルSCM(株)(本社:千葉県千葉市)にて「Llink」の採用が決まった。イオングローバルSCMはイオングループの物流センターの管理、運営および物流業務の受託ならびに物流情報の収集処理業務を担っている機能会社だ。

同社は、今後もイオングローバルSCMとの戦略的パートナーシップに基づき、国際標準での情報基盤としてLlinkを活用する取組みを推進していくという。端緒として、全国のイオングループ物流センターおよび店舗間で流通している配送マテハン機器の入出庫・資産管理に「Llink」を活用してもらうとしている。

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