2013/08/07

ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス(株)（本社：東京都江東区）は、車両整備を通じて全国の運送事業者の支援をおこなってきたが、この度、国土交通省の貨物車へのデジタル式運行記録計装着の義務化検討に向けて、安価で操作がしやすい簡易型デジタルタコグラフ「アースドライブDTU-1」の発売を開始することで、運送事業者に対し更なるコスト削減を支援すると発表した。

国土交通省は、より安全な運行による事故の削減、より適切な運行による燃料消費量の節約（削減）・ドライバーの労務管理の強化を目的に、これまで対象車両として運行記録計の装着を義務付けていた「最大積載量5トン以上、車両総重量8トン以上」の車両から、「最大積載量1トン以上、車両総重量3.5トン以上」の車両についても装着の義務化拡大を検討し、且つ装着する運行記録計をデジタルタコグラフにしてゆく点も検討している。

一方、現在市場で発売されているデジタルタコグラフは、高額且つ多機能で操作が難しいため、運賃の下落や燃料費の高騰などの経営環境下にある中小規模の事業者にとっては装着対象となる車両に導入しづらいという課題がある。

そこで、デジタルタコグラフの装着にかかるコスト負担の軽減やさらなる利便性の向上を目的として、安価で操作がしやすい「簡易型デジタルタコグラフ」の発売に至ったという。

商品の特長

(1) 運行管理の記録として、必要最低限の法定3要素（時間・距離・速度）のみに特化。そのため現在市場で発売されているデジタルタコグラフよりも安価で提供することができる。(2) 一般的なアナログのタコグラフと比べても安価な、5万円という価格で導入できる。

(3) 他製品と比べコンパクトな設計となっており、運行開始と終了時の操作もボタン1つで簡単に操作することができる。

(4) 国土交通省の認定（装置型式指定認可）を取得しているため、規制強化後もそのままの仕様で使用できる。

＜商品の概要＞

名称：アースドライブ　DTU-1

販売価格：5万円（税別）※取付料別途

機能：法定3要素（時間・距離・速度）の記録のみ　国土交通省認定（TDⅡ-32）

サイズ：重量300グラム　縦11.25cm×横10cm×高さ2.4cm

製造元：(株)システック