[最新ニュース] IT・マテハン

リンク、棚割り支援ツール「SINOPS-Pad」をバージョンアップ

2013/06/28

(株)リンクは、小売業・卸業向け棚割(商品陳列)メンテナンスツール、「SINOPS-Pad(シノプスパッド)」に新たな機能を追加し、7月1日より販売を開始すると発表した。

「SINOPS-Pad」とは、需要予測型自動発注システム「SINOPS-RR」と連動した棚割り支援ツール。

棚割とは商品陳列のことをさし、従来は本社がPOS分析を行い、店舗へ指示する場合や、製造業や卸売業から小売業へ提案と言う形で棚割情報を提供することが殆どだ。

そのため、売上に大きく影響を与える要因であるにもかかわらず、売場で働く人達や、売場を訪れた営業マンが棚割に対して疑問を感じた時、タイムリーに商品情報を確認したり、その場のひらめきを即座に棚割に反映させることは容易ではなかった。

そこで同社は、iPadの特長でもあるマルチタッチスクリーンや加速度センサーを活かした直感的な操作性、売場での携帯性に注目し、棚割管理をiPad上で実現する、視覚的機能・直感的機能・分析機能を強化した棚割アプリ「SINOPS-Pad」を開発した。

また、本製品は需要予測型自動発注システム「SINOPSR(シノプス)」シリーズとデータ連携しており、どの商品がどれだけ売れているか、店舗への入荷数や、粗利の良い商品、などの分析情報をビジュアル的に確認しながら、簡単に操作できる。

2011年6月の発売以来、スーパーマーケットなどの94店舗(2013年6月26日現在)で導入されている。


<バージョンアップの概要>
(1) 発注勧告書確認・修正
需要予測型自動発注システム「SINOPS-R」とデータ連携させることで、従来行ってきた、紙面上での発注数や入荷数の確認と修正をiPad上で実現する。SINOPS-Padを利用する事で、画面上に表示されたビジュアルな棚割りを確認しながら、その場で発注作業を行う事が可能。これにより、作業の効率化・ペーパーレスを実現した。

(2) 分析機能の強化
点数PI、売上PI、粗利PIの分析に加え、先週対比や全店舗における順位、などの実績値を分析できる機能が加わった。

(3) 共通棚割情報(PTS)の対応
「共通棚割情報(PTS)」に対応することによって、PTSで書き出されたデータであれば、どの棚割ソフトでもデータ連携が可能になる。

(4) フェイス拡縮アラーム
SINOPS-Rのデータを連携することで、SINOPS-Pad上で商品補充回数が多い(または、少なすぎる)商品のフェイス拡縮指示が表示される。SINOPS-Padを利用する事で、よりビジュアルに、より早く、最適な棚割を実現できる。

(5) 天気予報情報の閲覧
発注修正に必要な要素である天気情報を閲覧できる。

<システムの概要>
アプリ名称:SINOPS-Pad(シノプス パッド)
開発・販売:(株)リンク
新版 配信予定:2013年7月1日(月)配信予定
稼働条件:すべての機能を利用するには、SINOPS-RRの導入が必要。
対応端末:iPad3/iPad4/iPad mini

|↑一覧に戻る|