2016/10/06

(株)ホワイトプラスは10月6日、同社が運営する宅配ネットクリーニングサービスのリネットと富士フィルムイメージングシステムズ(株)が共同開発した、クリーニング使用可能な独自のRFIDトラッキングシステムである「エスコートタグ」の試験運用を開始すると発表した。

当初は10月末から、ふとんの宅配クリーニング「ふとんリネット」で試験運用を開始する。その後は全工場への導入を目指し、顧客満足度向上のためのIoT時代を見据えたクリーニングにおける最先端情報通信や、アプリケーション技術の開発につなげる。

エスコートタグは、RFID タグとハンディリーダを使用し、検品したクリーニング品の現在地を即座に把握し、クリーニングのどの工程にあるかをトレース可能にするシステム。また依頼内容の途中変更も可能など、サービスクオリティの向上にも貢献する。

独自RFIDタグは、従来品と比較して薄く、軽く、柔らかい一方で、耐水性、仕上げのアイロンやプレスへの耐熱性、業務用ドラム式洗濯機洗浄への耐衝撃性、ドライクリーニングへの耐油性などクリーニング環境での使用に耐える業界初の機能を備えている。対応リーダライタ、アプリケーションを用いたシステムの導入により、預かったクリーニング品を従来より精密に管理することが可能となった。

なおリネットは、インターネット申し込みで全国24時間いつでも予約可能の宅配ネットクリーニングサービス。接客をネットで完結することにより店舗運営コストを削減。洗剤の独自開発や無料シミ抜きサービスなどで品質が高く、最短90分で集荷・2日後届けなどの利便性向上に注力し、衣類以外にも布団、靴、保管サービスを展開している。