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三菱ふそう、ケニアで超大型トラックの新モデルを発売

2016/09/05

三菱ふそうトラック・バス(株)(MFTBC)は9月2日、ダイムラー・トラック・アジア(DTA)傘下のDaimler India Commercial Vehicles Pvt. Ltd.(DICV)と協力し、高出力の超大型トラックの新モデルを世界に先駆けてケニアで販売を開始した。

この新モデル「TV 3340Sトラクター」は、連結車両総重量(GCW)65tで、6気筒・400馬力・11.97リットルの新しいエンジン「OM457」を搭載する。また、12段マニュアルトランスミッションに加え、多彩な車両仕様に対応できるリヤアクスル比の最適化を図ったハブリダクションを採用した。さらに寝台付きの大きなキャビンも備える。

ダイムラーの技術プラットフォームをベースとして開発した同車両は、十分な積載と優れた燃費性能という、ケニアのコンテナ輸送業者の要望に応えるよう設計された。ケニアにおいてFUSOは、燃費の良さと丘陵地での優れた性能で高い評価を得ている。

現地の顧客との関係強化戦略の一環として、ダイムラーの商用車事業部門は2016年2月、ケニア・ナイロビにリージョナル・センター(RC)を開設した。同RCでは、東・中央・西アフリカ地域におけるすべてのダイムラー商用車ブランドの販売とカスタマーサービスを管理する。

同地域の総人口は約7億7千万人で、ケニア、タンザニア、ナイジェリアなど41の市場がある。人口の68%を25歳未満が占め、他のどの地域よりも高い長期成長が見込まれる。同地域の大幅な発展は、海外からの直接投資に支えられており、その額は2000年の約6倍にもなる。経済発展に伴い、輸送事業のさらなる拡大とこれによる商用車需要の増加が予想されている。

FUSOは2013年から新型トラックをケニア、タンザニア、ウガンダ、ナイジェリア、南アフリカで販売している。今回発売する「TV」トラクターを含む車両は、インド・チェンナイにある最先端の工場で生産され、アフリカ市場へ輸出されている。新車両が加わることで、製品ラインアップはさらに拡大され、多くのインフラ事業が計画されているケニアで、顧客の選択肢が広がる。


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