2016/08/30

(株)東北システムズ・サポートは8月30日、ICタグの読み取りスピードが1秒間に約600個という高速読み取りを実現するUHF帯RFIDリーダライタ「RFD8500」の取り扱いを開始し、2016年9月より注文を受け付けると発表した。発売に先立ち9月13日から開催される「国際物流総合展2016」で、ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン(株)および(株)ブレインの両ブースで同製品の展示も行う。

同製品は、セパレート型では国内唯一、RFIDとバーコードのハイブリッドモデルが選べる、高速読み取り対応UHF帯RFIDリーダライタとなる。ラインナップは、長距離読み取りに適した高出力タイプと、電波申請不要で使用できる特定小電力タイプの2種類。それぞれのタイプでバーコードイメージャを搭載したハイブリッドモデルを選択できる。

RFIDアンテナは高水準の性能を持ち、1秒間に読み取るICタグは約600個と高速で、側面からでもしっかりとアクセスできる広い読み取り範囲が特長だ。バーコードイメージャは汚れやかすれがあるバーコードの読み取りに対応している。

OSはiOSとAndroidに対応し、iPhone・iPad・iPod touchおよびスマートフォンやタブレット、ハンディターミナルなど、国内で普及しているほとんどのモバイル端末と接続できる。また、専用のアクセサリを使用することで、iPhone 5やiPod touch、ゼブラ社製ハンディターミナルのTC55、MC40を本体上部にマウントでき、片手での操作が可能となる。

スタイリッシュな外見にIP52の耐環境性能を兼ね備えており、来店客の目に触れるアパレルショップでの商品管理から、雨風にさらされる屋外での設備点検まで、幅広いシーンへの導入が容易なものとなる。さらに日本を含めた70か国以上で利用可能なグローバルモデルのため、海外拠点で同一機種を採用できる。

同製品はゼブラ・テクノロジーズ社が発売するRFIDリーダーで、同社が長年培ってきたモバイル・RFIDビジネスの経験を元に、東北システムズ・サポートがプレミアムビジネスパートナーとして製品を提供していく。