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サムスン電子、キナクシス「RapidResponse」でSCM/S&OP推進

2016/08/04

クラウドベースのSCM/S&OPアプリケーション「RapidResponse」を提供するKinaxis(キナクシス)は7月27日、サムスン電子が自社のサプライチェーンプランニングソリューションとしてRapidResponseを採用したと発表した。

サムスン電子は韓国・水原(スウォン)に本社を置き、84か国で31万9,000人以上の従業員を抱えている。グローバルオペレーション体制と広範囲にわたる製品ポートフォリオにより、同社は常にサプライチェーンの効率化を目指している状況にある。RapidResponseを導入することで今後、あらゆる部門におけるプランニングの連携と整合性を図り、SCM(サプライチェーンマネジメント)とS&OP(セールス&オペレーションプランニング)を推進し、効率性を高めていく予定だ。

サムスン電子のグローバルオペレーションを統括するWan goo Gee氏は、今回のRapidResponse導入についてコメントを発表し、「複数の計画策定を同時進行で行い、また多岐にわたるシミュレーションを実施し、コラボレーティブなプランニングを推進することを可能にするテクノロジを活用することにより、サムスン電子の各事業におけるデリバリの改善、顧客リードタイムの短縮、さらに変動の激しい市場環境の中、より迅速な対応を実現することができます。RapidResponseを活用することで、より効率的な次世代型のサプライチェーンを確立するといった私たちの目標に近づくことができます」と表明した。

また、キナクシスのCEO、John Sicard氏は「キナクシスでは、世界最大の家電製品企業の1社であるサムスン電子の信頼と自信を獲得できたことを大変喜ばしく思っています。キナクシスは、2016年の成長投資として、アジア太平洋地域における市場の拡大をサポートする同地域を拠点としたデータセンタを設立するなど、アジア太平洋地区では一定の成功を収めており、今回の提携ではこうした実績を生かしていく予定です。私たちは今後、サムスン電子の卓越した組織と緊密に協業し、同社のエンドツーエンドのサプライチェーン管理の重要な部分として貢献していくことに期待を寄せています」とコメントしている。

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