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デンソーウェーブ、新型ハンディターミナルを発売

2013/05/08

(株)デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町)は、バーコードや二次元コードを読み取る新型ハンディターミナル「BHT-1300シリーズ」を2013年7月3日に発売すると発表した。

今回発売されるBHT-1300シリーズは、店頭での棚卸し・発注業務や、物流倉庫での入出荷・在庫管理などでの使用を想定して開発。女性が長時間使用することも考え、従来品比15%以上コンパクトにした小型ボディを実現しつつ、軍手着用時でも操作しやすいドーム形状のキートップを採用し、小型化と高い操作性を両立。また、独自のパワーマネージメントシステムにより、無線LAN常時接続下でも、クラス最高(2013年5月 同社調べ)の28時間(無線常時接続の下、読み取り:無線通信:画面書き替え:待機=1:1:1:20の場合。二次元コードモデルに標準バッテリ搭載時)の使用が可能になったという。

更に、最新のコード読み取りエンジンを採用し、粗悪な印字のコードやラミネート加工されたコードの読み取り精度を向上させたほか、二次元コードが読み取り可能なモデルについては、二次元コードだけでなく、バーコードも高速読み取りを可能にし、作業効率の大幅な向上を実現した。

本体のメーカ希望小売価格はオープン価格で、国内と海外合わせて年間約5万台を販売する計画だ。

<「BHT-1300シリーズ」の特長>
■操作性を高めたコンパクトボディ
従来品に比べ15%薄く、20%軽く、25%小さいコンパクトボディを実現するとともに、軍手着用時でもキーが押しやすいよう、キートップの形状をドーム型にするなど、操作性の高さにもこだわった。最も利用頻度の高いスキャンキーを本体中央に搭載したことで、コード読み取り⇒キー入力⇒確定(ENTキー)という一連の実績収集操作をスムーズに行うことができる。
また、タフな環境で使用されることも考慮し、2.0mからの落下耐久性と、高耐久液晶プレート採用による高い画面強度も保持している。
更に、店舗内装にこだわったアパレル店舗などにも自然に溶け込む、高級感あるデザインを実現した。

■ハンディターミナルに求められる基本性能の向上
・作業効率アップに貢献する優れた読み取り性能
最新のコード読み取りエンジンの搭載により、印字が粗悪なコードやラミネート加工されたコードでも高い精度で読み取りできる。更に二次元コードモデルは、読み取りエリア内でのあらゆる方向からのバーコード読み取りのデコード速度を上げ、バーコードモデルと比べても遜色無い読み取り速度を実現した。これにより、ハンディターミナルをバーコードの向きに合わせること無く、360度どの向きからでも読み取ることが可能となり、作業効率を飛躍的に向上させることができる。

・無線LAN常時接続下でも安心の長時間動作
無線LAN通信は最新規格であるIEEE802.11a/b/g/nに対応しているため、顧客の環境に合わせ、2.4GHz/5GHzどちらでもお使いいただくことができる。不正アクセスや盗聴の防止に関しても、信頼性の高いセキュリティ「WPA/WPA2」をサポートしている。
また、無線LANを常時接続する運用の増加に伴い、独自のパワーマネージメントシステムを開発し、動作時間の飛躍的な向上に成功した。そのため、長時間に渡って使用する場合でも安心して運用できる。

■その他の特長
1.使用環境に左右されない高い画面視認性
薄暗い倉庫や店舗のLED照明下、屋外の直射日光下などあらゆるロケーションでの使用を想定し、液晶画面は暗い場所での視認性確保はもちろんのこと、特に明るい場所での光の反射や映り込みを抑える高視認性High-Brightディスプレイを採用した。

2.非常時にも安心のバックアップ
専用バッテリに加え乾電池での動作にも対応しているため(単4型×3本)、出先での急なバッテリ切れの際や、災害時の復旧までの過渡期においてもスムーズに業務を継続することができる。
また、本体に装着したmicroSDに、設定データやアプリケーション、作業データをバックアップすることができる。本体の交換が必要になった場合でも、microSDを別の端末に差し替えて復旧し、すぐに業務を再開することができる。

3.アプリケーション開発をスムーズに
OSは、長年実績のある弊社独自のBHT-OSを搭載し、BHT-BASIC言語で作成した既存のアプリケーション資産を継続使用することができる。新規でアプリケーションを制作する場合も、BHT-BASICではなくHTMLやJavaScriptなどの汎用言語による開発を実現する“BHT Browser”などの開発ソフトを用意している他、アプリケーション開発サポートとして、カスタマーデスクおよび会員サイト(QBdirect)も開設している。

4.世界40カ国以上で運用可能
同社では、グローバル対応に力を入れており、BHT-1300シリーズにおいても世界40か国以上の認証取得を予定、主要言語(英語、中国語、韓国語、タイ語)の表示に対応し、グローバルに利用できる。また、同社は世界各国に拠点を持ち、機器購入の他、保守・サポートも現地完結の体制で、ハンディターミナル利用者の海外サポートをするという。
(認証取得予定国=EU:27か国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、香港、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ロシア、ブラジル)

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