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オムロン、業界初のEthernet対応一体型産業用RFIDシステムを発売

2013/03/29

オムロン(株)(本社:京都市下京区)は、業界初のEthernet対応一体型産業用RFIDシステムV680Sシリーズを4月1日から発売する。

RFIDシステム 形V680Sシリーズは、同社従来のRFIDシステムでは個々に機器が必要だったアンテナ・アンプ・コントローラの3つの機能をリーダライタ本体に集約した3in1タイプの新型RFIDだ。Ethernet(Modbus TCPプロトコル)を標準で搭載し、グローバル標準のISO/IEC 18000-3(ISO/IEC 15693)に対応している。

製造現場では、トレーサビリティに代表される不良品・故障の原因追求のための品質管理、製造品質の向上、在庫・仕掛品の最少化のための需給同期生産の実現を目的に、RFIDシステムを用いたデータ管理が広く行われている。

今回発売されるRFIDシステムV680Sシリーズは、「現場で誰でも簡単に使える」ことをコンセプトに、以下の3つの簡単機能を搭載している。従来のアンテナ・アンプ・コントローラの機能をリーダライタに集約・一体化したことで、シンプルなシステム構成を可能にするだけでなく、配線工数や設置工数の削減などに貢献する。また、Ethernet(Modbus TCPプロトコル)の標準搭載により、高速通信にも対応できる。

<3つの簡単機能>
1.Easy connection Ethernet(Modbus TCPプロトコル)標準搭載により、ケーブル一本で簡単に接続
2.Easy installation 簡単設置・「見える」交信状況で立上げ工数やダウンタイムを最小化
3.Easy operation WEBブラウザで、簡単に設定・確認が可能

同社では、製造現場向けのRFIDシステムにおける25年以上の経験を活かし、製造現場の生産履歴管理や機種判別の自動化に貢献していくという。

<主な特長>
アンテナ・アンプ・コントローラ3つの機能をリーダライタに集約
リーダライタに上記3つの機能を集約し一体型としたことで、シンプルなシステム構成となり、設置工数や配線工数の削減に貢献する。

Ethernet標準搭載により、ケーブル一本で簡単に接続
Ethernetを標準搭載により、PLCやPCなどの上位機器とダイレクトに接続し、高速通信が可能。また、HUBを使用することで、容易に上位機器と複数台接続でき、ネットワークシステムが簡単に構築できる。オムロンのマシンオートメーションコントローラNJシリーズ、プログラマブルコントローラCJシリーズは接続手順書を用意している。

簡単設置・「見える」交信状況で立上げ工数やダウンタイムを最小化
マニュアルやカタログに記載されている交信距離仕様を参考に、仕様値に収まるようRFタグとリーダライタを設置するだけで、誰でも簡単に最適な機器の設置ができる。また、視認性の高い高輝度LEDの採用により、離れた距離からでも簡単に交信結果を確認できる。これらの機能により、立ち上げ時の工数削減や、ダウンタイムの最小化に役立つ。

WEBブラウザで、簡単に設定・確認が可能
リーダライタとパソコンを接続し一般的なWEBブラウザを使用することで、リーダライタの設定や、エラー履歴の確認、周囲のノイズ環境確認、RFタグとの交信テストなどを簡単に行う事ができる。専用ソフトは必要ない。さらに日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国に対応しており、日本以外の地域でも、安心して使用できる。

標準価格(税抜)
リーダライタ
形V680S-HMD64-ETN(□75mmタイプ):128,000円~
形V680S-HMD66-ETN(□120mmタイプ):148,000円~
(専用ケーブルが別途必要)

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