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アドバンスト・メディア、ボイスピッキングシステム「AmiVoiceR Picking」を発売

2013/03/26

(株)アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区)は、音声認識技術AmiVoiceRを活用したボイスピッキングシステム「AmiVoiceR Picking」を、2013年3月25日(月)より発売し、物流業界向けパッケージシステムの本格展開を開始すると発表した。販売価格は1ライセンスあたり20万円(税抜)。

物流センターや倉庫現場において、3PL業者(Third Party Logistics。ここでは、単純に荷物を運ぶという作業のみを請負うのではなく、受発注/ピッキング/最適在庫・配車・配送など各種の作業と管理を含む広範で総合的なロジスティクス業務を一括して受託するビジネス、あるいはそれを行う業者のことを指す)や倉庫業者では各社、入庫から出庫にかかるあらゆる工程をミスなく、効率的に運用することで業務コストを削減する取り組みが日々なされている。特に物流センターや倉庫現場における作業の6~7割はピッキングなどの入出荷作業といわれており、当該業務の効率化は全体のコストを押し下げる要素があるため大きな課題と考えられている。

同社では、これまでも物流業界向けに音声認識技術AmiVoiceRを活用したシステムを受託開発にて展開し、高い評価を得ているが、「入出荷ミスの防止」「ハンズフリー・アイズフリーによる業務スピードの向上」「熟練者に依存しない、誰でも簡単に作業できる環境構築」などを、より安価に提供することを目的に、ボイスピッキングシステム「AmiVoiceR Picking」を開発、販売する。

当システムは、小型・軽量・低価格が特長のモトローラ・ソリューションズ社製MC2180(別売り)に対応しており、音声によるハンズフリー操作と通常のタッチ操作を使い分けることが可能となるなど、現場用途に合わせた運用が可能。また、MC2180は2.4GHz帯のIEEE802.11b/gおよび高速通信が可能なIEEE802.11nの無線LANに対応しているので、将来の拡張が可能となっている。

同社は、物流センターや3PL業者、倉庫業者向けに当システムを販売し、今後3年間で2,000ライセンスの導入を目指すとしている。

<「AmiVoiceR Picking」の機能・特長>
音声認識:不特定話者タイプ(特定話者環境音学習機能有り)
高機能音声操作:入力した内容をCSVフォーマットにて出力
音声合成:音声再生速度調整可能
個別プロファイル管理:利用者の音量・音響を個別管理
仕分け商品の画像表示機能:端末画面に商品の画像を表示、ミス防止に
CSV出力:入力した内容をCSVフォーマットにて出力
上位システムとの連携:対応可能

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