Cuebus㈱は11月4日、世界的フットウェアアパレルブランド A社の物流拠点に、パレットの自動保管・搬送に対応する立体自動倉庫システム「CUEBUS Pallet 200kg」を導入したと発表した。

「CUEBUS Pallet 200kg」

同システムは、350㎡超の空間に3階層の保管エリアを構築し、倉庫の高さ方向まで有効活用する。同社での「多階層パレット立体型」は世界初のシステムとなる。フォークリフトでパレットを入庫ステーションのトレイへ直接載せ、そのまま保管エリアへ自動搬送する運用に対応。1トレイ当たり最大200kgの積載に対応し、現場の荷扱いと保管・搬送の自動化をつなぎ、物流業務の効率化を支援する。

今回の導入では、顧客の物流オペレーションに合わせて既存の倉庫管理・入出庫システムと連携することで、入庫・出庫指示に応じた保管・搬送を行う。設備単体の自動化にとどまらず、現場の作業と業務システムをつなぎ、日々の物流業務の効率化を目指す。

●システムの特長
①350㎡超の空間を3階層で立体活用し、パレットを自動保管・搬送

350㎡超の設置空間に3階層の保管エリアと階層間搬送リフトを組み合わせ、高さ方向まで活用したパレットの保管・搬送を実現する。1トレイ当たり最大200kgの積載に対応し、パレットを載せたトレイを保管エリアと入出庫ステーションの間で自動搬送。設置エリア内の保管能力を確保するほか、商品を作業者の手元へ運ぶGoods-to-Person型の運用を支える。

②フォークリフトでパレットを直接載せて入庫
段ボールカートンを積んだパレットを、フォークリフトで入庫ステーションのトレイへ直接載せることができる。パレットを載せたトレイは保管エリアへ自動搬送される。フォークリフトによる荷扱いと自動保管・搬送をつなぎ、パレットでの入庫作業を支援する。

③リニアモータ駆動と、モータ・バッテリを持たないトレイ
床面の「タイル」に埋め込んだ独自開発のリニアモータで、搬送台車トレイを駆動する。トレイ自体にモータやバッテリを搭載しないため、トレイの充電作業を必要としない構造。

④既存の倉庫管理・入出庫システムと連携
既存システムとのデータ連携を通じて、入庫・出庫指示に応じた商品の搬送を行う。保管・搬送設備と業務システムをつなぎ、現場の運用に合わせた入出庫作業を支援する。

●今後の展開
Cuebusは、パレットタイプや75Lオリコンタイプ等、搬送物や運用に応じた製品展開を通じて、高密度保管と高スループットの両立を追求し、拠点内の保管・搬送と拠点間輸送を円滑につなぐ物流基盤への発展を目指す。将来的には、自動物流道路やフィジカルインターネットとの接続も視野に、物流ネットワークの結節点を支える保管・搬送システムの可能性を広げていくとしている。