RobinX㈱は5月29日、日本の物流業界向けに独自開発した「AI配車システム(AI Dispatch System)」の提供を開始したと発表した。

近年、日本の物流業界では、いわゆる「2024年問題」に代表されるドライバー不足や労働時間規制への対応、人件費の上昇、配送効率の低下等、様々な課題への対応が求められている。そうした背景のもと、AIや自動化技術を活用した物流DXの重要性が高まっている。

RobinXが開発したAI配車システムは、日本の物流事業者の運用環境に合わせて設計されており、物流企業をはじめ、物流センター、工業団地、港湾施設など幅広いシーンで活用可能。同システムは、受注情報、車両状況、道路交通情報、配送時間帯、倉庫稼働状況等の多様なデータをAIが統合的に分析し、最適な配車・輸送計画を自動生成する。従来の経験や人手に依存した配車業務を高度に効率化し、物流現場の生産性向上を支援する。

●主な機能
①AIによる配車・輸送計画の自動最適化

②リアルタイム交通情報を活用した動的ルート最適化

③積載率向上および空車走行率の低減

④倉庫バースと輸送車両の連携管理

⑤ドライバー稼働時間および運行効率の可視化

⑥複数車両・複数拠点の一元管理

⑦運行データの分析・可視化

●物流DXから自動運転物流の実現へ
RobinXは、同システムを単なる配車管理ツールではなく、将来のスマート物流インフラを支える中核プラットフォームとして位置付けている。

現在は既存の物流事業者向けソリューションとして提供を開始しているが、今後は自動運転物流車、無人フォークリフト、無人牽引車、自動倉庫システム等との連携を進め、輸送・保管・配送を一体化した次世代物流エコシステムの構築を目指す。将来的には、低速自動運転物流車による構内輸送や、物流センター内の自動搬送設備との協調制御等、物流オペレーション全体の自動化を実現するための技術開発も推進していくとしている。