世界的な決済プラットフォームを提供するオランダAdyenの日本法人であるAdyen Japan㈱は4月7日、世界有数のコンテナ海運会社オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)に、同社の決済プラットフォームが採用されたと発表した。ONEは、2026年4月より日本市場にてAdyenの決済プラットフォームを導入し、貨物を船舶で輸送する際に発生する、荷主が船会社に支払う輸送費用(海上運賃)のクレジットカード決済への対応を開始する。これにより、海運業界におけるアナログな事務作業の削減と、特に中?規模の荷主のキャッシュフロー管理の改善を強力に支援する。

2017年に設立されたONEは、日本郵船、商船三井、川崎汽船の定期コンテナ船事業を統合して誕生した、シンガポールに本社を置く外航コンテナ運航会社。広範なグローバルネットワークを通じて120か国以上を繋ぐ信頼性の高い定期コンテナ輸送サービスを提供している。

●業界の課題と採用の背景
海運業界では、従来は紙の請求書に基づく銀行振込が主流であり、請求書の発行から入金確認、照合作業に至るまで多くのアナログ業務に伴う負荷の低減が長年の課題だった。特に中小規模の荷主にとっては、運賃支払いがキャッシュフローに与える影響も少なくなかった。

ONEはそれらの課題を解決するため、クレジットカード決済の導入を決め、Adyenのシングルプラットフォームを採用した。Adyenのグローバルな実績と、最新のAPI連携による開発スピードの速さが重要な決め手となった。その他の採用理由は以下の通り。

①決済業務のデジタル化と効率化
オンライン上でのクレジットカード決済を導入することで、銀行振込に伴う照合作業を自動化し、双方の事務負担を大幅に軽減。

②顧客のキャッシュフロー改善
カード決済により支払猶予が生まれることで、特に中小規模の荷主の資金繰りをサポート。

③迅速なシステム構築とグローバル展開
Adyenの豊富なAPIライブラリを活用することで、短期間での実装が可能に。日本での導入をモデルケースとし、将来的なグローバル展開も視野に入れた拡張性を確保。