キャムコムグループの㈱ロジテックは2月3日より、貨物自動車運送事業法の改正(※1)により、貨物利用運送事業者にも義務化される実運送体制管理簿について、作成を支援する「25(ニーゴー)アプリ」の提供を開始した。

同アプリは、現場で日常的に行われている配車・連絡業務と連携し、入力された情報に基づいて、実運送体制管理簿に必要な事項が記載されたデータを自動で作成できる仕組み。ロジテックが実施・公表した調査(※2)で明らかになった、「契約・取引管理が紙・Excelに依存」という業界課題に対して、現場に導入しやすい仕組みで法令遵守と業務効率化の両立を目指す。

※1:2025年6月公布、2026年4月1日施行
※2:ロジテック「物流業界における契約・取引管理の実態調査」

近年、物流業界では「2024年問題」に伴う人手不足に加えて、物流関連二法(貨物自動車運送事業法等)の改正・施行により、荷主・元請事業者に対する規制が強化されている。特に、貨物自動車運送事業法の改正では、運送事業者の責任を明確にするための「実運送体制管理簿」の作成や、契約内容の透明化を図る「契約条件の書面交付」が義務づけられることになるが、多くの現場では依然として「電話で配車、紙やExcelへ入力して管理」というアナログ手法が主流であり、以下の課題が深刻化している。

①多重下請け構造のブラックボックス化
電話連絡だけでは、実際に誰が(何次請けが)運んでいるかを把握できず、法が求める管理簿の作成が困難。

②事務工数の増大
案件ごとに異なる下請け構造や契約条件を、書面交付、管理する工数が拡大するが、そのための人材リソースを割くことができない。

③コンプライアンス違反のリスク
記載漏れや更新遅れが、行政処分の対象となるリスクがある。

法改正により、アナログ管理が「経営リスク」に

そうした背景から、ロジテックは「現場の負担を増やさず、使うだけで法令遵守につながる」仕組みを目指して実運送体制管理簿の作成を支援する「25アプリ」を開発した。

●25アプリの特長
25アプリは、1案件・1ルートに紐づく情報をまとめて管理できるアプリ。
・運送依頼の情報管理
・元請、1次請け、2次請け等の実運送体制の記録
・実際に運行する車両番号、ドライバー情報の管理

日々の配車業務の中で情報を入力するだけで、実運送体制管理簿が自動的に作成・更新され、一覧表示や帳票出力が可能になる。

25アプリの特長

①実運送体制管理簿の自動作成(法改正対応)
配車依頼時に協力会社や車両情報を入力・連携するだけで、クラウド上で自動的に実運送体制(元請、下請、孫請等の階層構造)が可視化される。法対応に必要な「実運送体制管理簿」としてデータ保管され、いつでも出力可能。

②車番連絡・完了報告のリアルタイム連携(業務効率化)
電話やメールで行っていた車番連絡や、紙の受領書回収といったアナログ業務をアプリで代替。ドライバーや協力会社とリアルタイムで情報を共有できるため、問合せ対応や事務作業の工数を大幅に削減する。

●今後の展開
25アプリは中小規模の運送事業者から、複数の拠点・多数の協力会社を抱える企業まで幅広く利用できるよう、利用規模や運用内容に応じて最適なプランを提案する。また、現在は実運送体制管理簿の自動作成・更新にフォーカスしているものの、今後は物流業界の利便性をさらに高める機能拡張にも積極的に取り組む考えで、同社は同アプリを通じて物流業界の「多重下請け構造の可視化」と「現場の生産性向上」を推進し、持続可能な物流環境の構築に貢献していくとしている。

●25アプリ サービスサイト
https://logi-tech.co.jp/25app/