㈱ハクオウロボティクスは1月20日、自社開発の自動フォークリフト(AGF)「AutoFork」の量産モデルを、2025年12月25日に国内製造業の工場へ納品したと発表した。

今回は、三菱ロジスネクスト㈱との車体供給および製造契約を経て実現した、AutoFork量産フェーズにおける初の導入事例となる。

自動フォークリフト「AutoFork」量産モデル外観
倉庫内に並ぶ量産モデル

●「AutoFork」量産モデルの主な特長
今回納品したAutoFork量産モデルは、試作・検証段階で得られた知見を反映し、現場での「止まらない運用」を前提とした設計へと進化している。

①量産を前提とした機体設計
三菱ロジスネクストの車両プラットフォームをベースに、ハクオウロボティクスの自動運転技術を統合。高い堅牢性と共に、安定した部品供給およびメンテナンス性を実現した。

②現場導入のしやすさ(高い親和性)
反射ポールを活用したシンプルな自己位置認識技術により、大規模な施設改修を必要とせず、既存の物流・製造現場へスムーズに導入することが可能。

③実運用を見据えた拡張性
上位システム(WMS/WES※)との連携や、シナリオごとのルートや速度設定機能、複数台運用を視野に入れたソフトウェア構成を採用。将来的な業務拡大や運用高度化にも柔軟に対応する。

※WMS…倉庫管理システム / WES…倉庫運用管理システム

●導入工場での活用方法(ユースケース)
今回の導入先の製造工場では、工場内で完成した自動車部品が格納されたパレットの搬送工程において、自動フォークリフト「AutoFork」を活用している。生産工程完了後のパレットを、自動倉庫の投入口や検査工程の置き場まで自動で搬送することで、工程間搬送の省人化と作業の平準化を図っている。

これにより、フォークリフト作業における人手依存の低減に加え、搬送作業の安定化および現場オペレーションの効率化に貢献している。

●今後の展開
同社は今回の量産モデル初納品を皮切りに、AutoFork量産モデルの提供を本格化していく。製造業・物流業を中心に、現場ニーズに即した搬送自動化の展開を進めていくとしている。