自動認識システム開発のアイニックス㈱は11月14日、韓国SoluM社の電子棚札・電子ラベル「Newton Pro Extreme」を12月より販売開始すると発表した。

Newton Pro Extreme

電子棚札・電子ラベル(ESL:Electronic Shelf Label)は、無線によってリアルタイムに表示更新できる電子表示器。Newton Pro Extremeはモノクロ表示で、零下20℃から高温60℃の厳しい環境で使用することが可能。

ESLは、小売業における値札を電子化したもので、売価変更の際に生じる表示ミスを解消し、貼替作業と印刷コストの削減を実現するほか、工場や倉庫では荷札、棚札、カンバン、作業指示書等を電子化することにより、印刷や貼り換えの手間を省き、リアルタイムに表示更新が可能。また、注目されるダイナミックプライシングに対応するのみならず、昨今の課題である人手不足やペーパーレス化の解決方法の1つとして期待されている。

Newton Pro Extreme は、視認性の高いE-ink社の電子ペーパーを採用。表示色は黒白のみで、文字や数字だけでなく、バーコードやイラスト、写真等を表示させることもできる。表示サイズは、最小2.9インチ~最大11.6インチの4種類をラインナップ。解像度は、2.9インチが144 dpi、11.6インチが100 dpiと高いので鮮明な表示が可能。保存できる画面数は、従来のNewtonと同じ7画面となる。

7色のマルチカラーLEDと1つの多機能ボタンが搭載されており、様々な表示や操作を自由にプログラムすることができる。マルチカラーLEDは180度の角度から視認可能で、LEDピッキングや在庫補充の通知、バッテリ低下等の動作状況の確認にも役立つ。多機能ボタンは、画面の切り替えや店員の呼び出し、ピッキング完了時のLED消灯や障害発生時の通知等に利用できる。

Newton Pro Extremeは、P68の防塵防滴性能を備えている。これらにより、落下や衝突による破損や水や埃の画面への侵入を防ぎ、ディスプレイの表示を鮮明な状態で長期間保つことができるほか、零下20℃から高温60℃まで広い範囲で、屋外での使用が可能。電源は導電ポリマバッテリパックを使用し、指定業者による交換は可能。Newton Pro Extremeのゲートウェイは、半径30mの通信距離をカバーし、1台で最大5万枚のラベルを管理できるほか、高速通信により3,000枚のラベルを5分以内に全て書き換えることが可能。無線周波数は60チャネルをサポートし、自動選択機能により素早く最適なチャネルに切り替えることができるため、周囲のWiFi環境の影響を受けることなく、安定運用を実現する。

Newtonゲートウェイ