物流・製造DXを支援するロジスティクスシステムの開発・製造・販売を手がける㈱アイオイ・システム(AIOI)は8月8日、デジタルピッキング表示器として、低消費電力でバッテリ寿命1年を実現した920MHz無線表示器「NW2991-JP」の受注販売をを2025年10月1日より開始すると発表した。なお、同製品はすでに中国市場で先行販売されており、今回日本国内での販売を開始する。

デジタルピッキング表示器は、物流倉庫や工場でのピッキングや仕分け作業をサポートする「デジタルピッキングシステム(DPS)」に使われる機器。無線表示器は配線が不要なので設置場所の自由度が高く、台車やカゴ車、ピッキングカート、さらには搬送ロボットにも取り付けられる。ランプの点灯や音で作業者をわかりやすく誘導し、様々な現場環境に柔軟に対応可能。これによって、省力化や人手不足の解消に大きく役立つ。
また、デジタルピッキング表示器を使うことで、従来の紙の指示書に頼った作業をシンプルかつ標準化でき、作業ミスや品質のばらつきを減らすことができる。
近年、多品種少量生産や短納期の増加に伴い、作業は複雑化している。その結果、効率は確実に低下し、ヒューマンエラーの発生が増加している。人手不足が一層深刻化する中、作業者の負担軽減と生産効率の向上が強く求められており、デジタルピッキング表示器がこれらの課題解決に大きく寄与している。

今回、多数人による同時ピッキング作業に対応した従来製品に加えて、1人作業に特化した新製品をラインナップに追加した。これにより、レスポンス性能がさらに向上し、電池寿命もより長く維持できるようになっている。電池寿命を重視した電子棚札は、作業指示の更新に時間がかかるため、1日に数回の少ないピッキング用途に適しているのに対して、同製品は高速レスポンスを実現しつつ電池寿命もより長く維持できるため、1人作業の多頻度なピッキング現場に適している。
●無線商材比較

●「NW2991-JP」の特長とメリット
①低消費電力で電池寿命1年
電池交換や充電作業の頻度を大幅に削減。24時間稼働の現場でも手間が減り、メンテナンスコストの抑制や作業者の負担軽減に貢献する。
②有線表示器との混在運用対応(既存システムに親機追加だけで導入可能)
既存の有線表示器システムに親機(NW2990-JP)を追加するだけで無線表示器(NW2991-JP)を導入可能。システムの拡張が容易で、レイアウト変更や設備増設の柔軟な対応が可能。
③高速レスポンス(1秒以内)・多彩な表示対応(文字・バーコード等)
作業指示の伝達遅延がほぼなく、作業効率と正確性を向上。文字やバーコード表示に対応し、作業ミスの削減と業務効率化に寄与する。
④920MHz帯無線通信
障害物の多い倉庫や工場内でも安定した長距離通信が可能。周囲の電波混雑が少なく、安定した通信環境を実現する。また、免許不要の周波数帯を利用しており、導入コストの削減にもつながる。
なお、アイオイ・システムは、TOPPANエッジ、TOPPANデジタルと共に、TOPPANグループとして2025年9月10日~12日、東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4-8ホールで開催される「国際物流総合展2025 第4回INNOVATION EXPO」に出展する。同展示会では、920MHz無線表示器「NW2991-JP」をはじめとした最新省人化ソリューションの実機を展示する。
●開催概要
会期:2025年9月10日(水)~9月12日(金)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4-8ホール
ブースNo:5-907(TOPPANグループブース、東展示棟5ホール)
公式サイト:https://ie.logis-tech-tokyo.gr.jp/

