NIPPON EXPRESSホールディングス㈱(NXHD)は5月7日、顧客のサプライチェーンをサポートする新サービスとして「NX Lead Logistics Solutions」をリリースした。
同社によると、近年サプライチェーンは、気候変動による自然災害の頻発や地政学的リスク、デジタル技術の革新による消費者ニーズの多様化といった要因が絡み合い、ますます複雑化している。これにより、企業は煩雑な情報管理、在庫管理の最適化、リードタイムの短縮といった多くの課題に直面している。
そのような市場環境の変化と多様化する顧客のニーズに対応するため、NXグループはサプライチェーンプロセスの情報一元化や、オーダー管理の効率化等、包括的な物流最適化を実現する「NX Lead Logistics Solutions」を開始した。

●サービスの特徴
①コントロールタワー機能
サプライチェーン全体を中立的な立場から包括的に管理し、客観的な視点から最適な物流計画を立案・実行する。
②オーダー管理機能
新たに構築したデジタルプラットフォームを用いてサプライチェーン上の受発注情報を一元管理することで、情報共有がスムーズになり、業務効率化を図る。
③可視化機能
オーダーや輸送の進捗状況をリアルタイムで更新し、様々な輸送モードや異なる輸送会社の情報を一元的に把握できる。
④物流プロセス全体管理とパフォーマンス管理機能
KPI管理や改善活動により、物流プロセス全体を見直し、最適化を図る。
⑤リスク管理と例外対応サポート機能
サプライチェーン上で予見されるリスクや突発的な事象に対し迅速にアラートを通知することで、危機発生時の顧客の事業継続を支援する。
今後、顧客のサプライチェーンを一層強靭化するため、テクノロジーを活用した需要予測や機会損失を防ぐ機能を導入する予定としている。