業務DXロボットの開発を手がけるugo㈱は12月10日、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険㈱と㈱プロエージェントと業務DXロボット「ugo」向け専用補償「ugoあんしん補償パック」を開発し、補償サービスとして2024年12月より提供を開始すると発表した。
昨今、労働力不足の深刻化を背景にサービスロボットを業務に導入することが急速に広がりつつある。ロボットが一般社会で活躍するシーンが増える一方で、人やモノとの接触に伴うトラブルも増加傾向にあり、対応が追いついていない現状がある。特にロボットの普及スピードに対して補償制度の整備が十分でないことから、導入をためらう声も多く聞かれる。
そのような課題を解決し、サービスロボットの利用をより安全・安心に進めていただくため、ugoは三井住友海上と共同で、サービスロボットの利用シーンにおける対人対物事故に備える賠償責任保険を開発した。同補償は、運用サポートも含めたトータルサポートプラン「ugo安心補償パック」として提供し、業務DXロボット「ugo」の導入に伴うリスクを包括的にサポートする。
●「ugo安心補償パック」概要
「ugo安心補償パック」は、ロボットの操作ミスや設定の誤り等によって、第三者への身体障害・財物損壊により被った法律上の損害賠償責任に対する補償(※ただし、著しく不当と判断される治療費の請求については、保険金をお支払いできない場合がある)や事業者の従業員が怪我をした場合に治療費等を負担することで、安心して利用できるugo独自の補償制度。
また、日々の運用サポートとして、電話サポートに加えてugo認定技術者による丁寧なサポートも含まれている。さらに、過失や事故による損傷に対する修理サービスとして、「あんしん修理サービス」を利用可能。こちらは、1回当たりのロボット修理費用を大幅に抑えることができるサービス。そのような専用補償を新設することで、サービスロボットの固有リスクに対応し、関係者の安全と安心を確保し、サービスロボットのさらなる普及促進に貢献していくとしている。
●今後の展開
三井住友海上とプロエージェントとugoは、サービスロボットの技術の進化と市場の変動にいる中で、安心安全なサービスロボットの普及を後押しし、専門知識や運用データの分析を通じて社会課題の解決や持続的な発展に貢献する。
●業務DXロボット「ugo(ユーゴー)」とは
“ugo” は、遠隔操作とAI⾃動モードのハイブリッド制御を採用した業務DXロボットです。
設備や業務内容にあわせてロボットを選べ、労働力不足が顕著な業務のDX化に貢献します。